三大疾病保険のアイキャッチ画像
医療保険

三大疾病保険とは?おすすめ商品の特徴やメリット・デメリット

この記事はPRを含みます
本記事にはアフィリエイトプログラムを利用しての商品のご紹介が含まれます。本記事を経由しサービスのお申し込みや商品のご購入をした場合、サービスや商品の提供元の企業様より報酬を受け取る場合がございます。
本記事の信頼性とお約束

ほけんスタート(以下、当メディア)は「ブロードマインド株式会社」管理であり、ユーザーが信頼性を持って閲覧できるように「コンテンツポリシー」や」「広告掲載ポリシー」を作成し、其れに基づき運営しています。当メディアで紹介する各商品は独自の「比較根拠・ランキング基準・採点方式」を設けることのほか、第三者機関(株式会社ジャストシステム運営のインターネットリサーチなど)を利用した調査も行っています。そのため、紹介する商品には一部または全部に広告が含まれておりますが、客観性を欠く事のないよう中立的なコンテンツ提供を第一に運営しています。

【数字で見る本記事の信頼性】
金融庁「金融商品仲介業者登録一覧」の684社から抜粋
・各保険相談窓口を当メディア独自の5項目基準で採点化。
・実際に保険相談を利用した約760人に独自アンケート(PDF)を実施。
・各保険相談窓口を実際に利用した人からのコメントを約200件(各10個)取得。

三大疾病と言われるがん・急性心筋梗塞・脳卒中は死亡率が高く危険な病気です。

もし三大疾病になってしまったら、貯蓄だけではカバーできないくらい多額の医療費がかかるかもしれないという不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

この記事の要約
・三大疾病保険は、死亡リスクの高い がん急性心筋梗塞脳卒中に対して一時金で保障できる医療保険
・保障が手厚い分、他の医療保険やがん保険に比べ保険料が割高となるため、保障内容をよく確認してからの加入が推奨される
・医療保険の比較・検討で迷っている方は保険相談窓口「ブロードマインド」での無料相談がおすすめ

この不安やかかる費用をカバーできる医療保険が三大疾病保険です。三大疾病に罹患して条件を満たした場合、保険金の生前給付が受けられるという大きな特徴があります。

本記事では、三大疾病保険の3つの保険金「特定疾病保険金」「死亡保険金」「高度障害保険金」の詳しい支払い条件とともに、メリットとデメリット、入るべき人を解説します。

無料で専門的な保険相談ができる
「ブロードマインド」がおすすめ!
ブロードマインド保険相談の公式LP
  • 無料でFPに保険相談できる!
  • 取り扱い保険会社数が多い
  • 東証マザーズに上場している
  • オンラインでも保険相談可能
  • gifteeが必ずもらえる!
ブロードマインドの詳細
取扱生命保険会社数57社
※金融商品仲介業含む
キャンペーンプレゼント内容giftee Box
受付期間期間指定無し
主な条件初回面談予約後にプレゼント
注意事項・相談日時は第3希望まで異なる日付で入力
・初回相談は30分から2時間程度
・同業の方が相談者内にいる場合は相談できない可能性がある
キャペーンまとめ記事2023年最新版!保険相談キャンペーンまとめ
口コミ・評判記事ブロードマインド評判

本記事の著者・編集者・監修者
監修者情報
佐藤 拓也
Satou Takuya

2022年10月1日現在、全国に823世帯1,114名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。金融アドバイザーとして、家計相談を始め、生命保険の見直しや資産運用の相談、相続・税務対策など幅広く活動中。監修者の詳細はこちら

MDRT入賞9回

TLC(生命保険協会認定FP)

CFP

IFA(証券外務員1種)

FP技能士1級

監修者:佐藤 拓也

監修者情報
増田 諒
Masuda Ryo

2021年1月1日現在、全国に891世帯1,257名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。年間100件の個別相談のほか、「マネー・ライフプランニング」「資産運用」「保険」「確定申告」「住宅ローン」「相続」等のテーマのセミナーで登壇。監修者の詳細はこちら

MDRT入賞7回

TLC(生命保険協会認定FP)

CFP

IFA(証券外務員1種)

FP技能士1級

宅地建物取引士

貸金業務取扱主任者

監修者:増田 諒

監修者情報
川原 萌愛
Masuda Ryo

IFA(独立系資産運用アドバイザー)の資格を保有し、現在資産運用専門部署で活動しております。 NISA・iDeCoを活用した効率的な資産運用のアドバイスを得意としておりますが、家計の見直しや保険・住宅ローン・相続対策などトータルで相談に乗らせていただきます。監修者の詳細はこちら

IFA(証券外務員1種)

FP技能士2級

監修者:川原 萌愛

監修者情報
中田 直希
Masuda Ryo

鹿児島県奄美大島で生まれ育ち、新卒でブロードマインド株式会社へ入社。自身の経験から、「お客様にはお金で苦労をさせたくない」という強い想いで活動中。資産運用・不動産・相続・保険など幅広い分野に精通しながら、もともと知識がなかったからこそできる、わかりやすい解説と、総合金融コンサルティングによる幅広いアドバイスが評判。監修者の詳細はこちら

MDRT会員

・COT会員

TLC(生命保険協会認定FP)

CFP

IFA(証券外務員1種)

FP技能士2級

相続診断士

監修者:中田 直希

監修者情報
瀧川 泰史
Masuda Ryo

年間150世帯のお客様をコンサルティング。商品ありきではなく、今後のライフプランをベースに必要なものを一緒に考えていくことをモットーに活動中。保険だけでなく、証券や住宅ローン、不動産を含めた幅広いコンサルティングを通し、お会いするお客様の人生をより良い方向へ進められるよう日々尽力。監修者の詳細はこちら

MDRT入賞4回

TLC(生命保険協会認定FP)

IFA(証券外務員1種)

FP技能士2級

監修者:瀧川 泰史

編集者情報
Mei

FP2級の資格を活かし、主に金融メディアを担当しています。「誰にでも伝わる」をモットーに、最新情報にも常に目を向けながら、わかりやすい記事の作成を目指しています。詳細はこちら

FP技能士2級

診療放射線技師免許

編集者:Mei

著者情報
ほけんスタート編集部

「保険相談・保険見直しの参考に。」ほけんスタートは、保険相談や見直しする為のおすすめ情報を発信します。生命保険・医療保険・がん保険・学資保険・個人年金保険・火災保険・自動車保険すべての保険の人気情報やジャンル別のランキング情報なども解説付きで紹介します。制作ポリシーはこちら

管理元 / ブロードマインド株式会社

著者:ほけんスタート編集部

※本記事で紹介する保険会社及び保険相談窓口は、いずれも保険業法により金融庁の審査を受け内閣総理大臣から免許を取得している保険代理店であり、「金融仲介業者登録一覧(PDF」などを参考にしています。また、当メディアに掲載している評価点数やガントチャートグラフ、ランキング及び内容は、保険相談窓口の利用者へのアンケート結果と各保険相談窓口公式サイトの最新情報、公的機関の情報などを元に作成しています。詳しくは「保険相談窓口の比較基準・ランキングの根拠」でご確認ください。

三大疾病保険とは

がん・急性心筋梗塞・脳卒中は日本人の死因の50%を占める病気で、三大疾病または特定疾病と呼ばれています。

三大疾病とは

三大疾病保険は、この三大疾病により所定の状態になり、支払い条件を満たした場合に特定疾病保険金を受け取れる保険商品です。

ポイント
定期保険のような死亡保険金と違い、生きているうちに保障を受けることができ、これを生前給付と言います。

三大疾病保険の契約形態には次のようなものがあります。

三大疾病保険の契約形態
  1. 主契約として契約する方法:三大疾病保険
  2. 終身保険や医療保険などに特約として付帯する方法:三大疾病(特定疾病)保障特約
  3. 団体信用生命保険に特約として付帯する方法:疾病保障特約

生命保険文化センターの調査によると、三大疾病保険・特約の平均加入率は令和元年時点で36.1%、このうち男性は37.7%、女性は34.9%です。

三大疾病保険・特約の平均加入率

※ 生命保険文化センター 令和元年度「生活保障に関する調査」 ガン保険・ガン特約、特定疾病保障保険・特定疾病保障特約の加入率

 三大疾病保険で受け取れる保険金

 三大疾病保険で受け取れる保険金は次の通りで、まとまった一時金として受け取るほか、年金形式で受け取れる商品もあります。

三大疾病保険の保険金
  • 特定疾病保険金
  • 死亡保険金
  • 高度障害保険金

これらの保険金が受けられるのはいずれか1つを1回限りとなっており、いずれかの保険金を受け取った時点で契約は消滅します。

特定疾病保険金を受け取ることなく死亡または高度障害状態になった場合、特定疾病保険金と同額の死亡保険金・高度障害保険金を受け取れます。

注意点
ただし、死亡保険金がない商品や、高度障害状態になった場合は保険料払込免除となったうえで保障が継続するといった商品もあります。

また、契約の中途解約時には解約返戻金があるのが一般的ですが、保障開始から短期間で解約した場合、解約返戻金はほとんどありません。

三大疾病保険の保険期間

三大疾病保険の保険期間は次の通りです。

三大疾病保険の保険期間
  1. 一生涯の保障が得られる終身タイプ
  2. 一定期間の保障である定期タイプ

    三大疾病保険の保険料の払込方法は、月払い・半年払い・年払い・一時払いがあり、保険料払込期間は次の2種類があります。

    1. 有期払込タイプ:60歳までなど、期間を決めて保険料を払い込みます。
    2. 終身払込タイプ:保険料を一生涯払い込みます。 

    三大疾病保険がおすすめな人はこんな人!

    三大疾病保険は、今を生きる日本人のニーズに沿った保険であることは分かりますが、実際あなたにとって必要か否かは別問題ですよね。

    三大疾病保険への加入がおすすめな人の特徴から紹介していきます。

    三大疾病保険がおすすめな人

    三大疾病保険がおすすめな人の特徴
    • 医療保険では保険金に満足できない人
    • がん保険では保障対象に満足できない人
    • 大きな疾病に対する保険を持ちたい人

    三大疾病保険は、医療保険の保険金や、がん保険の保障対象に満足しない人におすすめします。なぜなら医療保険よりも大きな保険金を用意しつつ、がん保険以上の疾病をカバーできるからです。

    一般的に、三大疾病保険は「がん」「心疾患」「脳血管疾患」を保障対象としています。これらの疾病に対して保険金を用意できるため、万が一のときでも治療費や家族に残すお金を用意できるのです。

    ポイント
    また、前述したとおり、三大疾病は日本の約半数の死因を占めています。

    三大疾病は、日本人の約半数もの死因を占めていることからわかるように、日本国民にとって大きなリスクです。

    三大疾病保険をおすすめしない人

    三大疾病保険をおすすめしない人の特徴
    • まとまった資金が用意できている人
    • 医療保険やがん保険で充足感を感じている人

    一方まとまった資金が用意できている人や、現在加入している保険で充足感を感じている人は、三大疾病保険の加入は不要といえます。加入せずとも必要な保険金は用意できるからです。

    三大疾病保険は重大な病気に対する保障のため、保険商品の中でも保険料が高くなりやすい傾向にあります。まとまったお金を用意できている人は、加入せずに貯蓄を進める方が賢明といえるでしょう。

    シミュレーションの結果、保険と貯蓄でまかなえるのであれば不要です。万が一不足しているのであれば、特約での加入をおすすめします。

    三大疾病保険について悩むなら無料でプロに相談がおすすめ

    「三大疾病保険についてはなんとなく分かってきたけれど、イマイチ決め手に欠ける…」「具体的にどんな三大疾病保険が自分や家族に最適なのか迷ってしまう…」

    このような悩みがある方は、無料の保険相談窓口でプロに相談することをおすすめします!

    無料保険相談窓口を利用するメリット
      • 専門知識があるプロから多くの商品やプランを提案してもらえる
      • 保険の知識がなくてもプロがフォローしてくれる
      • 保険だけでなく家計の悩みや教育資金、老後資金などお金の悩みを一気に相談できる

      数ある保険相談窓口のなかで、今おすすめできる最新の人気保険相談窓口を3社を厳選して紹介します!

      他にも多くの保険相談窓口があります、もっと比較検討したい方は「保険相談おすすめ」をチェックしましょう!

      1.ブロードマインド

      保険相談おすすめランキングブロードマインド

      ブロードマインドがおすすめな6つの理由
      1. オンライン相談実績1年間6,000件以上
      2. 2002年の設立以来、相談実績10万件以上
      3. 提携保険会社数50社以上は業界最大級!
      4. 生命保険はもちろん、住宅ローンや資産運用、家計の見直しその他お悩みまで専門家に無料で相談できる
      5. オンライン・訪問・来店お好きな相談方法が選べる
      6. アフターサービスだけを担う部門がある稀有な相談窓口

      ブロードマインド株式会社は、累計相談件数10万件超、1年間に6,000件以上ものオンライン相談実績を誇る、日本最大級の守備範囲を誇る独立系FP会社です。

      相談可能なジャンルは保険のみならず、下図の6つの分野の専門家による連携で、より横断的かつ深い相談が叶います。

      ブロードマインドの無料相談窓口の特徴

      さらに、ブロードマインドでは相談や提案だけにとどまらず、各種発生する手続きまで全て行ってくれるため、専門家に任せられる安心感も得ながら面倒なやり取り等をしなくても良くなるというメリットも享受できます。

      また、アフターサービス部門があり、お客さまにとことん寄り添うサポート体制が万全に整っているのも他の無料保険相談ではなかなかない特長です。

      ポイント
      また、ブロードマインドのFPは多彩な専門知識を有する独立系ファイナンシャルプランナーなので、特定の金融機関に偏ることなく、中立的な立場で提案し、サポートできる他社にはない強みも持っています。

      多くの相談者が「何を相談していいかわからないけれど不安なことがある」、そんな状態で相談をスタートしています。
      取扱保険会社数57社
      ※金融商品仲介業含む
      主要商品生命保険、医療保険、がん保険、収入保障保険、損害保険、金融商品仲介業、住宅ローン代理業、銀行代理業
      対応地域東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・三重・岐阜・大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山・福井・石川・富山(それぞれ一部地域除く)
      オンライン保険相談(全国対応可能)
      上場

      ブロードマインドでは、現在無料相談を利用するだけでgiftee Boxで使えるギフト券をもれなくプレゼント

      giftee_Box_SELECT_banner_20240201-01

      giftee Boxは豊富なラインナップの中から好きな商品を選べるギフトです。 ポイント内であれば複数のギフトと交換することができ、利用に専用アプリのダウンロードや会員登録は必要ありません。

      ※出船:公式サイト

      2.ほけんのぜんぶ

      3.保険無料相談.com

      ほけんのぜんぶがおすすめな6つの理由
      1. お金のスペシャリストに何度でも無料で相談できる
      2. 子育て世代からシニア層まで累計19万件※1の幅広い相談実績がある
      3. 在籍しているFPの数が316名※2と非常に多く、相談員のFP資格取得率なんと100%
      4. 取扱っている保険会社数が日本最大級の30社以上
      5. 都合の良いタイミングに、自宅やオフィス、近隣のカフェなど指定した場所に訪問してくれる
      6. Web面談(オンライン相談)を受け付けている
        ※1 2021年4月時点 / ※2 2021年10月時点

      ほけんのぜんぶは、全国47都道府県に相談対応エリアを設けている無料保険相談窓口で、累計申込み件数19万件を誇ることからも信頼性が高いことがうかがえます。
      在籍しているFP資格取得者の人数は316名と非常に多く、取得率はなんと驚異の100%です。

      ポイント
      同じ無料保険相談窓口でも、相談員がFPの資格を取得していないケースも多くあるため、ほけんのぜんぶの取得率100%は非常に高い数値であることがわかります。

      ”保険相談”とはいうものの、FPに相談が可能なことからも教育資金や家計全般の相談から住宅ローン、老後資金といった保険以外のこともオールマイティーに相談ができるのも魅力です。

      取扱保険会社数39社※3
      主要商品生命保険、医療保険、がん保険、収入保障保険、個人年金保険、損害保険、住宅ローン、教育資金、
      対応地域(訪問型)
      オンライン保険相談(全国対応可能)
      上場×
      ほけんのぜんぶでは、相談・面談後にもれなくプレゼントをもらえるキャンペーンを実施中!
      ほけんのぜんぶ キャンペーン情報
      お米やコーヒーギフトセットといった美味しいプレゼントから、サーモスのタンブラーやWELEDAのスターターセットといったちょっとリッチなプレゼントまで選ぶことができます。

      マネードクター

      マネードクター

      マネードクターがおすすめな6つの理由
      1. 保険以外の相談にも対応
      2. 選べる5つの相談形式
      3. 1,800人以上の現役FPが在籍
      4. 47都道府県に対応
      5. 対応保険会社33社※1
      6. ワンランク上の店舗「マネードクタープレミア」も用意

      ※1:2023年3月時点

      マネードクターは保険以外の内容も相談できることが特徴的な保険相談窓口です。資産運用や各種ローン、貯蓄や相続などお金に関するあらゆる悩みを相談できます。

      また同店は、相談形式を5つの方法から選べます。具体的には店舗での相談・オンライン・訪問・カフェ・勤務先から選べるため、その時にあった都合の良い方法で相談できるのです。

      なお、訪問先は47都道府県に対応しています。「自分の自宅周辺に店舗がなかった」という方でも安心して申し込みできるでしょう。

      ポイント
      マネードクターは30社以上の保険会社を取り扱っていることも特徴的です。

      マネードクターは33社の保険会社から選べます。多くの保険会社を比較・検討できるため、一般的な生命保険会社で検討するよりも自分にあった保険が探しやすくなっているのです。

      マネードクターの基本情報

      取扱保険会社数31社※1
      主要商品生命保険、医療保険、がん保険、収入保障保険、損害保険
      対応地域全国対応※一部対応できない地域あり(要相談)
      オンライン保険相談
      上場

      マネードクターでは、予約フォームから無料保険相談を予約した方限定で、タニタ食堂の減塩みそのほか豪華プレゼントをもれなくプレゼントキャンペーン実施中!

      マネードクター キャンペーン情報

       

      出典:公式サイト
      ※1 2023年3月22日時点

      特定疾病保険金の支払い条件とは

      特定疾病保険金の支払い条件とは

      三大疾病保険は、単に三大疾病と診断されただけでは保険金が支払われません。

      がん・急性心筋梗塞・脳卒中それぞれについて、所定の状態になり支払い条件を満たした場合という詳細な条件が定められています。 

      がんの支払い条件

      まず、がんについては契約後90日間の免責期間があり、この間にがんと診断されても保障の対象にはなりません。また、乳がんについても保障されない場合があります。

      免責期間

      がんの支払い条件は、免責期間が終わり保障が開始した後、初めてがんにかかったと医師によって診断確定されたときです。

      がんのうち、上皮内がん・皮膚がんは保障の対象となりません。ただし、皮膚の悪性黒色腫(メラノーマ)については保障対象です。

      急性心筋梗塞の支払い条件

      急性心筋梗塞の支払い条件は、契約後に急性心筋梗塞に罹患し、初めて医師の診療を受けた日から60日以上、労働の制限を必要とする状態が続いたと医師によって診断確定されたときです。

      ※軽い家事などの軽労働や事務などの座業はできるが、それ以上の活動では制限を必要とする状態 

      脳卒中の支払い条件

      脳卒中は、その原因によって以下の3種類に分けることができます。

      脳卒中の種類
      • 脳梗塞
      • 脳出血
      • くも膜下出血

      これらの脳卒中の支払い条件は、契約後に脳卒中に罹患し、初めて医師の診療を受けた日から60日以上、言語障害・運動失調・麻痺などの神経学的後遺症が継続したと医師によって診断確定されたときです。

      注意点
      このように、支払い条件が「診断」となっているのはがんのみで、急性心筋梗塞と脳卒中に関しては、発症後の「60日ルール」および「特定の状態の継続」という二段階の支払い条件が設けられています。

      生前給付を受けられる特定疾病保険金は、医療費をカバーするためではなく生きているうちに死亡保険金を受け取るという性質のため、支払い条件は非常に厳しく定められているのです。 

      高度障害保険金と死亡保険金の支払い条件

      高度障害保険金は、契約後に病気やケガを原因として所定の高度障害状態となった場合に受け取れます。また死亡保険金は、契約後に死亡した場合に受け取れます。

      三大疾病に関する統計を知っておこう

      年代別_三大疾病罹患者数推移_

      ここで、三大疾病に関する色々な統計値を見てみましょう。厚生労働省の調査によると、三大疾病は日本人の死因の約半分を占める病気であるという結果が出ています。

      主な死因のうち三大疾病の内訳は次の通りです。

      三大疾病の内訳
        • がん(悪性新生物) 27.6
        • 急性心筋梗塞(心疾患) 15.0
        • 脳卒中(脳血管疾患) 7.5
        • 三大疾病合計 50.1

        三大疾病の内訳

        ※ 厚生労働省 令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況

        また、死因別死亡率の年次推移を見てみると、三大疾病の死亡率が上昇していることが分かります。

        戦後の平均寿命は50歳程度であったことや、当時は結核や肺炎の致死率が高かったことなどと比較して、現在は平均寿命が80歳超と飛躍的に伸びたこと、医療技術の進歩により多くの病気が直せるものとなったことなどにより、三大疾病が死因となるケースが増加しています。

        令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況

        ※ 厚生労働省 令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況

         三大疾病の総患者数と年齢別患者数は下記の通りです。

        平成29年(2017)患者調査の概況 主な傷病の総患者数

        ※ 厚生労働省 平成29年(2017)患者調査の概況 主な傷病の総患者数

        平成29年(2017)患者調査の概況 統計表3 推計患者数,総数-入院-外来・年齢階級・傷病大分類別

        ※ 厚生労働省 平成29年(2017)患者調査の概況 統計表3 推計患者数,総数-入院-外来・年齢階級・傷病大分類別

         三大疾病の大きな特徴として、年齢と罹患リスクが比例するという点があり、年齢階級別の患者数を見ても65歳以上から大きく増加していることが分かります。

        特にがんの罹患リスクについては、女性の乳がんは40代から、男性の大腸がんや胃がんは50代から大きく上昇します。

        なお、国立がん研究センターの統計によると、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は男性が65.0%、女性が50.2%、日本人ががんで死亡する確率は男性が26.7%、女性が17.8%となっています。

        ※ 国立がん研究センター 最新がん統計

        三大疾病にかかる医療費はいくら?

        三大疾病に罹患した場合にかかる入院費用は次の通りです。

        病名

        平均在院日数

        自己負担額

        1入院あたり

        1日あたり

        胃がん

        19.2日

        283,217円

        14,751円

        結腸がん

        15.7日

        279,605円

        17,809円

        直腸がん

        15.7日

        322,286円

        20,528円

        気管支および肺がん

        16.3日

        258,078円

        15,833円

        急性心筋梗塞

        19.3日

        519,185円

        26,901円

        脳梗塞

        78.2日

        530,093円

        6,779円

        脳出血

        78.2日

        771,888円

        9,871円

        ※ 公益社団法人全日本病院協会 2020年度 年間医療費(重症度別・急性期グループ)厚生労働省 平成29年 患者調査の概況 3 退院患者の平均在院日数等をもとに作成

        ※ 自己負担割合は3割、高額療養費制度適用前の金額

         三大疾病の中でも脳卒中は、平均在院日数が約2カ月半と長期に渡っており、特に医療費が高くなっています

        脳卒中を始めとした脳血管疾患の特徴として、後遺症によるリハビリテーションを必要とするため、長期入院を余儀なくされるという点があります。

        対して、がんと心疾患については平均在院日数が20日を切っていますが、これは通院治療が中心となっているからです。

        がん・心疾患だけでなく様々な病気やケガについて、現在の治療は入院から通院にシフトしています。

        ポイント
        その理由としては、まず国の社会保障費の負担が大きくなっていることが挙げられます。

        国の公的医療費を下げるために、長期の入院に対して国が医療機関に支払う診療報酬を減らしていることにより、医療機関が入院を短期化しているという事情があるのです。

        通院治療になっているその他要因
        • 医療技術が進歩し、大手術・長期入院の必要がなくなったこと
        • 薬による治療が可能になったこと

        特に、がんについては入院と通院の併用が主流になっており、短期入院で手術を受けたあと、抗がん剤治療や放射線治療は通院で行うケースが増えています。

        また、がんは医療費の負担だけでなく、収入にも影響が出ることを念頭に置かなければなりません。

        注意点
        東京都福祉保健局の「がん患者の就労等に関する実態調査」(平成26年5月)※によると、がん罹患後に退職した人の割合は21.3%で、およそ5人に1人が治療のために仕事を辞めています。

        さらに、家族ががんに罹患したことにより就労状況に変化があった人の割合は38.9%、そのうち仕事を辞めた人の割合は11.4%となっています。

        がんに罹患したことによって、患者本人の収入が減った人の割合は56.8%、世帯収入が減った人の割合は45.0%となっていることから、がんは医療費の負担だけでなく収入の減少にも備える必要があることが分かります。

        ※ 東京都福祉保健局 平成26年5月 がん患者の就労等に関する実態調査

        日本は公的医療保険制度が大変充実していることでも知られています。

        公的医療保険制度とは

        高額療養費制度を利用した場合の医療費の自己負担額は8万円程度が上限です。しかし、ここには差額ベッド代や食事代など、公的医療保険制度の対象とならない費用は含まれていません。

        また、主にがんの治療方法として増えてきた先進医療の技術料についても、公的医療保険制度の対象とならず自己負担になります。

        先進医療とは

        要するに、医療費の自己負担分と公的医療保険制度適用外の分を合わせた金額が実際にかかる医療費と言えるのです。

        さらに、三大疾病のような大きな病気にかかったあとは、通常の生活に戻るまで時間がかかります。

        入院して手術を受けたあと、退院しても通院やリハビリが続くことが懸念されますので、すぐに以前と同じペースで働くことは体力的にも難しいと言えますし、その分収入も少なくなってしまう恐れがあります。

        社会保険に加入している会社員であれば傷病手当金が受給できます。

        三大疾病は重い病気ですが、医療技術の進歩により治すことができる病気になりました

        しかし、三大疾病の治療に伴って医療費の高額化や収入減少のリスクが大きくなり、社会保障だけでは不十分になったため、三大疾病保険で備える必要性が出てきたと言えます。

        おすすめの三大疾病保険はどんな特徴がある?

        おすすめの三大疾病保険はどんな特徴がある?

        おすすめできる三大疾病保険の特徴は次の通りです。 

        1.低解約返戻金型、無解約返戻金型

        低解約返戻金型・無解約返戻金型の保険とは、解約返戻金を減額する代わりに月々の保険料を抑えている保険のことです。保険料が高くならないように、このような型が用意されています。

        解約返戻金とは?
        解約時に発生するお金のことです。解約返戻金がある形の保険の場合、解約するときに払い込んだ保険料のうち、一定額を解約返戻金として受け取れます。
        三大疾病保険を検討しているとき「がん保険よりも保険料が高いから」と悩む方もいらっしゃるでしょう。しかし低解約返戻金・無解約返戻金型であれば保険料を抑えて加入できるのです。

        2.リビング・ニーズ特約

        リビング・ニーズ特約は、原因にかかわらず余命6カ月以内と判断された場合に、死亡保険金の一部または全部(3,000万円が限度)を生前に受け取れます

        これにより、三大疾病による特定疾病保険金以外にも生前給付を受けられるため、医療費や生活に充てることができます。

        3.指定代理請求特約

        被保険者本人が傷害や疾病のために、保険金請求の意思表示や意思確認ができないとき、または、治療上の都合により傷病名や余命の告知を受けていないときなどの特別な事情がある場合に、契約者が事前に指定した代理人が被保険者の代理として保険金を請求できます。

        ポイント
        指定代理請求人になれる人は、被保険者の「戸籍上の配偶者」「直系血族」「被保険者と同居または被保険者と生計を一にしている3親等内の親族」などです。

        この特約も、特約保険料はかかりません。

        三大疾病保険のメリットとデメリット

        三大疾病保険は重大な病気を保障できる保険です。しかし「メリット・デメリットがわからない」という方もいらっしゃるでしょう。

        そこで以下では、三大疾病保険のメリットとデメリットを簡単にまとめていきます。現在検討中の方は、本項を参考にしてみてください。

        三大疾病保険のメリット

        ポイント
        • がん保険よりも広範囲の保障を持てる
        • 主契約・特約どちらにも対応している
        • 死因の約半数を占める疾病をひとつでカバーできる

        三大疾病保険は、がん保険よりも広範囲の保障を持てます。がんだけではなく、心疾患や脳血管疾患も保障対象になっているからです。

        保障の範囲が広がることで、がん保険以上の安心感を手にできます。さらに保険金を受け取れる可能性も高くなるため、払い損になる可能性を低減できるのです。また、三大疾病保険は主契約・特約どちらでも加入できます。

        ポイント
        三大疾病保険は主契約として加入するだけでなく、医療保険やがん保険の特約として加入することも可能です。そのため、現在加入している保険を解約することなく契約できる可能性があります。
        見直しが面倒な方や、現在の契約は解約したくない方でも柔軟に対応できるのです。前述したように、日本の死因の半数は三大疾病だといわれていることからも、この保険ひとつで半分の保障を持てることは大きなメリットといえるでしょう。

        三大疾病保険のデメリット

        ポイント
        • 保険料は割高
        • 保険金の支払いは一度きり

        三大疾病保険は保障できる範囲が多くなる分、保険料は割高になります。そのため、自分の予算に合っている商品か確認することが重要です。

        具体的に三大疾病保険の保険料は、医療保険やがん保険よりも高い水準になります。重大な疾病を大きな保険金でカバーできる分、保険料も割高になるのです。

        注意点
        三大疾病保険の契約は、保険金が一度支払われたら消滅します。

        仕組み上、三大疾病保険は一度保険金の支払いが成立したら契約は解消されることがほとんどです。医療保険やがん保険と仕組みが異なるため、契約前に概要を確認しておきましょう。

        おすすめの三大疾病保険に関するよくある質問

        三大疾病保険とがん保険の違いを教えてください。
        「保障の対象」と「保険料」に違いがあります。三大疾病保険はがん保険よりも保障の範囲が広く、保険料は割高です。そのため、がん保険では不安と感じる方は検討すべきでしょう。
        三大疾病保険と医療保険の違いを教えてください。
        「保障の範囲」と「受け取れる保険金」にあります。三大疾病保険は大きな医療費がかかる三大疾病を対象としているため、受け取れる保険金が大きくなります。一方医療保険は病気やケガで入院・手術をした時に支払われるため、保障の範囲は広くなりますが、前者よりも保険金は少額になるのが特徴です。
        生前給付と死亡保障は同時に受け取れますか?
        受け取れません。三大疾病保障保険は特定疾病保険金・高度障害保険金・死亡保険金3つのうちどれかひとつを受け取れます。ひとつでも受け取ると契約は消滅してしまうため、基本的に複数回受け取ることはないと理解しておきましょう。
        三大疾病で死亡する人はどれくらいの割合でいるのでしょうか?
        厚生労働省の調査によると、三大疾病で死亡する方の割合は全死亡者の50.1%を占めることがわかっています。つまり、万が一のことがあったとき、2人に1人は三大疾病で死亡しているのです。
        三大疾病保険はどのような形で販売していますか?
        主契約(メインとなる保障)として販売しているケースと、特約(主契約に追加するオプション)として販売している2つのケースがあります。どちらの形がよいか、担当者や専門家と相談しながら自分に合った保障を作ってみてください。

        まとめ

        三大疾病保険は、日本人の死因の約半分を占めるがん・急性心筋梗塞・脳卒中に対して手厚い保障が受けられる保険です。

        三大疾病に罹患して支払い条件に該当すると特定疾病保険金の生前給付が受けられ、高額化しやすい医療費のほか、減少する収入についても補填できます。

        繰り返しになりますが、三大疾病保険の特定疾病保険金は支払い条件が非常に厳しくなっていますので、加入目的に合っているか理解・納得して加入することが大切です。

        ブロードマインドをはじめとする、三大疾病保険では保障されないケースまで詳しく説明してくれる保険代理店を選ぶことをおすすめします。

        ・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
        ・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
        ・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
        ・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
        ・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。