FXのスキャルピングは禁止されている?理由や手法について徹底解説

FXのスキャルピングは禁止されている?理由や手法について徹底解説

監修者の紹介
増田さん

監修者増田 諒

2021年1月1日現在、全国に891世帯1,257名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。年間100件の個別相談のほか「マネー・ライフプランニング」「資産運用」「保険」「確定申告」「住宅ローン」「相続」等のテーマのセミナーで登壇。

MDRT入賞 7回 ・TLC(生命保険協会認定FP) ・CFP ・IFA(証券外務員1種)・ファイナンシャルプランニング技能士1級 ・宅地建物取引士 貸金業務取扱主任者

増田 諒Masuda Ryo

「FXのスキャルピングって一体何?」「スキャルピングでコツコツ利益を出したい」このような悩みを持つ方もいるでしょう。

FXには多くのトレードスタイルがありますが、スキャルピングはその中のひとつです。勝ち方のコツを知れば、初心者の方も取引できます。

今回は、FXスキャルピングの特徴や勝てない時の理由を詳しく解説します。

スキャルピングにおすすめのFX口座も厳選して紹介するので、参考にしてくださいね。

FXスキャルピングの手法

FXスキャルピングとは?

スキャルピングとは、数秒や数分単位で売買を繰り返して、コツコツ少額の利益を積み重ねていくFX取引の手法のことを言います。

 スキャルピングで利益を出すためには、チャートの動きからトレンドをすぐに分析し、スピーディーに売買するスキルが必要です。

そのため、さまざまなFX取引の中でも、難易度が高い手法として知られています。

FXのスキャルピングの手法としては、主に以下の2つが挙げられます。それぞれを見ていきましょう。

ボリンジャーバンドを使う手法

チャートの画像

ボリンジャーバンドは、アメリカの作家、財務アナリストの「ジョン・ボリンジャー」氏が考案した相場の過熱感が知れるインジケーターです。

移動平均線を中心に、上下に3本ずつ線を引いたもので、相場が+3σに近いほど購入者が多く、-3σに近いほど売却者が多いことが分かります。

 相場の過熱感がつかめるため、エントリーやポジションの利確の判断に利用することが可能です。

さらに相場にトレンドが発生すると、ボリンジャーバンドが上下に広がる傾向があり、この広がった状態を「エクスパンション」と言います。

エクスパンションが発生した時に、チャートが動いた方向にエントリーすれば利益が狙えますよ。

指数平滑移動平均線を使う手法

チャートの画像

EMAとも呼ばれる、指数平滑移動平均線を使う手法もあります。指数平滑移動平均線は、従来の移動平均線の欠点を補うために作成された点が特徴です。

 今までの移動平均線は、一定期間の価格の平均値を計算して折れ線グラフで表しただけでした。

一方、指数平滑移動平均線は、過去の価格よりも直近の価格になるほど比重を置いて計算された平均値です。

過去の価格ほどその影響が指数関数的に減少される仕組みです。

スキャルピングでの利用方法

期間の数値を単純に平均した単純移動平均と比較して、直近の値動きに対する反応が早くなります。

スキャルピングでは、短期指数平滑移動平均線が長期指数平滑移動平均線を下から上に抜けたら買い、上から下に抜けたら売りを行いましょう。

FXスキャルピングの特徴

FXのスキャルピングの特徴について詳しく解説します。

利益がすぐに確定する

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FXスキャルピングは、一日のうちに何回も取引を繰り返すことで、利益をコツコツ積み上げる投資方法のことを言います。

ポジションを一旦保有してから決済までは、数秒から数分程度と短期間で利益確定が早い特徴があります。

 スキャルピングで利益を出すためには、相場に動きのある時間帯で取引を行うことが必要です。

1度の取引で得られる利益はそこまで多いわけではないので、レバレッジをかけて取引を行う投資家もいます。

レバレッジを活用することによって、短期間で大きな利益を狙うことができます。

利益額と損失額が小さい

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一般的にスキャルピングは、相場に動きのある時間帯に取引を行います。

数秒から数分程度と短い時間で取引を行うため、1回で得られる利益が少ない一方で、損失額も小さい点がメリットです。

小さい利益を積み重ねることで、大きな利益を目指す点が、スキャルピング取引の特徴と言えるでしょう。

相場が急に変動した場合は?

相場は需要と供給で価格変動が起こっているため、重要な経済ニュースなどで急上昇・暴落が起こることがあります。

 ただし、急上昇・暴落と言っても一瞬で起こるわけではありません。

変動する際にも多少の時間がかかり、一瞬で乱高下することはないため、スキャルピングでは長期的な取引よりも損失を抑えられます。

短時間で取引を繰り返せば、相場が急激に変動したタイミングでも、1回の利益額や損失額は少なく済むでしょう。

FXスキャルピングでの勝ち方

FXスキャルピングでは、どのようにすれば利益が出せるのか、勝ち方を解説します。

利確ラインを決める

チャートの画像

スキャルピングで勝つためには、事前に「この価格になったら決済する」という、利確ラインを決めることが大切です。

 取引中に考えていると判断の遅れにつながってしまい、損失を出してしまう原因にもなりかねません。

例えば「5pips利益が出たら必ず利確する」とあらかじめ決めておけば、スピード感のある取引を行うことが可能です。

もし決めておいた利確ラインで取引がうまくいかない場合には、利確ラインを変更すれば、今後の改善に繋げられます。

ロスカットラインを守る

チャートの画像

スキャルピングで勝つためには、ロスカットラインを守ることも大切です。

先ほどお伝えした利確ラインと同様に、「この価格になったら損切りする」というラインを決めておきましょう。

どのくらいの値に設定すれば良いのか分からない方は、初めは利確と同じラインにしておき、徐々に変更することもおすすめです。

決めたラインは守る

せっかくラインを決めておいても、損失が発生した場面では「もう少し待とうかな」という気持ちが働いてしまうことも珍しくありません。

 しかし、ロスカットのタイミングを逃した結果、かえって損失を拡大させることにもなりかねないので注意しましょう。

さらにロスカットラインを守らなければ、取引がうまくできなかった時にも、今後の改善策を考えることができません。

長期的に利益を出すためにも、一旦決めたロスカットラインは必ず守ることが大切です。

スキャルピング公認のFX口座を使う

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FX会社の中では、スキャルピングが禁止されている場合もあります。スキャルピングが認められているかを確認してから口座を開設しましょう。

スキャルピングが禁止されているにも関わらず取引をすると、最悪強制退会や口座凍結などの処理がされてしまう可能性があります。

 スキャルピングのうち、特に秒単位で取引を行う秒スキャルピングは禁止されていることが多いです。

口座を開設する前にチェックしておけば、安心して取引できます。

スプレッドの狭いFX口座を使う

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スキャルピングで勝つためには、スプレッドが狭水準の口座を開設することが大切です。スプレッドとは、売値と買値の差のことです。

FX会社や通貨ペアなどによって異なり、スプレッドが狭いほど手元に利益を残しやすい特徴があります。

コストを抑えて利益を増やせる

もちろん、その他のFX取引を行う場合でも、スプレッドは狭いほどコストが抑えられます。しかし、特にスキャルピングは他の手法よりも取引回数が多いです。

 その分スプレッドがかかるタイミングが多く、トータルで見ると大きな利益の差につながります。

興味のある通貨ペアのスプレッドが、できるだけ狭い口座を選ぶことがおすすめです。

FXスキャルピングで勝てない理由

どうしてもFXスキャルピングで勝てない時には、以下のような要因がある可能性があります。

分析力と決断力不足

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スキャルピングは秒、分単位で何度も取引を繰り返します。数秒ごとに数分ごとに変化する相場を見ながら、分析を重ねて利益を出さなければなりません。

瞬時に相場を分析する力や、売買のタイミングを決める決断力を養うためには、ある程度取引を経験することが大切です。

 経験不足だと相場を見ても先の予測を立てることができず、損失を出してしまう可能性が高まります。

損失ばかりで利益がなかなか出せない方は、FX取引の経験を積む必要があるでしょう。

対処法

まだFX取引の経験が浅いという方は、まずはトレードの期間を長くして、じっくり時間をかけて取引することがおすすめです。

数日や数週間、数ヶ月と時間をかければ、経験を積めるだけではなく、取引を通じて分析力も養うことができます。

中長期の取引のメリット

スキャルピングとは違い、中長期的な取引だと時間をかけてじっくり決断できるので、初心者の方も見極めることができるでしょう。

利益が出せるようになってきたら、だんだん取引の期間を短くしつつ、勝率を上げていきます。

さまざまな分析方法から自分に合う手法を見つければ、スキャルピングに活かすことができますよ。

取引量が少ない通貨ペア・時間帯を選んでいる

時計の画像

取引の経験もあり、基礎的な知識や分析力もついてきたのに、なかなか利益が出ない、という方もいるかもしれません。

 その場合には、取引量が少ない通貨ペアや時間帯に取引をしている可能性があります。

スキャルピングは、1分足チャートで数秒、数分で決済を繰り返す必要があるため、取引量が少なければ利益を出しにくいです。

短期間でコツコツ利益を出すためには、取引量が多い通貨ペアや時間帯を選ぶようにしましょう。

対処法

取引量が多い通貨ペアや時間帯と言っても、一体どれを選べば良いのか分からない方もいるでしょう。

一般的に取引量が多い通貨ペアは、以下の通りです。

  • 米ドル/ユーロ
  • 米ドル/日本円
  • 米ドル/英ポンド
  • 米ドル/豪ドル
  • 米ドル/カナダドル

特に英ポンド/日本円、ユーロ/日本円は価格の変動が大きい通貨ペアであるため、スキャルピングに向いていると言えます。

取引量が多い時間帯は、以下の通りです。

  • 月曜日の朝
  • ロンドン市場オープン時(日本時間:16時前後~翌1時前後)
  • NY市場オープン時(日本時間:23時前後~翌6時前後)

上記のうち、大きな経済ニュースがあった際には、月曜日の朝に価格が変動することが多くなる傾向があります。

大きな利益を狙いすぎている

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なかなかスキャルピングで利益が出せない時には、大きな利益を狙いすぎてしまっていることが考えられます。

 一般的に、スキャルピングでは10pips程度の利益を狙う投資手法です。

もっと利益を出せるかもしれないと欲を出してしまうことで、相場が変動して損失を出してしまう危険性があります。

「あと少し待とう」という気持ちが命取りになってしまうこともあるので、注意が必要です。

スキャルピング取引では、大きく稼ぐよりも確実に稼ぐことが大切です。コツコツを利益を積み上げていきましょう。

対処法

コツコツを利益を積み上げるためには、ほどよい値幅で利確することを癖付けることがおすすめです。

あらかじめ「10pips程度で利確する」とルールを決めておけば、欲を出してタイミングを逃すこともありません。

 もう少し動きそうだと思っても、一瞬のタイミングを逃せば相場の流れが急に変わる危険性があります。

10pipsになった時点で素早く利確することが、長期的に利益を出し続けるコツです。

FXスキャルピングは禁止されている?

証券会社によっては、スキャルピングが禁止されていることもあります。しかし、なぜ禁止されているのか、理由を見ていきましょう。

カバー取引が間に合わない

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カバー取引とは、証券会社やFX会社が顧客から受けた注文と同じ、もしくはそれに近い注文を銀行などに発注する取引のことです。

カバー取引を行うことで、注文を受けた証券会社やFX会社は、為替変動リスクを回避することができます。

 例えば投資家が米ドルを購入した際、FX会社は米ドルを売って市場から米ドルを購入します。

しかし、短時間で注文が繰り返されると、FX会社は対応が間に合わなくなり、FX会社側が損失を出すリスクが高まってしまうのです。

このような理由から、短時間で繰り返し注文を行う手法は禁止されていることが多いです。

サーバーへの負担が大きくなりやすい

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スキャルピングのように、短期間で取引を繰り返す投資家が増えると、注文も増加し、FX会社のサーバー負担が大きくなってしまうリスクがあります。

その結果、サーバーが動かなくなり、取引に影響が出てしまう危険性があります。これでは取引の安全性を確保することができません。

投資家全員の取引の安全性を確保するため、スキャルピングを禁止にしているのです。

最悪口座凍結の恐れもある

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スキャルピングが禁止されている口座で短時間での注文を繰り返し行うと、最悪の場合、口座が凍結されてしまう可能性があります。

口座凍結とは、取引口座が有効ではなくなり、ログイン、入金、取引、出金など、お金が動かす機能が使えなくなることです。

 今後取引ができなくなってしまうだけではなく、そのFX会社で口座を開設することができなくなってしまいます。

凍結期間や凍結解除条件はFX会社によっても異なりますが、簡単には凍結解除はできないことも多いです。

このような事態に陥らないためにも、スキャルピングが禁止行為であるかを前もってチェックしてから申し込むようにしてください。

FXのスキャルピングにおすすめのFX会社3選

ここからは、FXのスキャルピングにおすすめのFX口座を厳選して3社紹介します。

GMOクリック証券

GMOクリック証券

GMOクリック証券の特徴
  • スプレッドが狭水準でリーズナブルに取引できる
  • 初心者からプロまで使いやすい取引ツール
  • 万全のサポート体制で安心して資産を預けられる

GMOクリック証券は、スプレッドが狭水準でリーズナブルに取引できる点が魅力です。

 1日に何度も取引を繰り返すスキャルピングを、コストを抑えて取引できます。

「スーパーはっちゅう君」など、初心者からプロまで使いやすい取引ツールが用意されているので、自分にぴったりの機能を、見つけられるでしょう。

GMOクリック証券の基本情報

最低取引単位 10,000
通貨ペア 20
スプレッド
(原則固定・例外あり)
0.2銭(米ドル/円)
取引手数料 無料

出典:GMOクリック証券

DMM FX

DMM FX

DMM FXの特徴
  • 申し込みから最短1時間で取引がスタートできる
  • クイック入金サービスは約340の金融機関に対応している
  • 24時間安心サポートで困った時も安心
  • スプレッドが狭水準※公式サイトによる
  • 新規口座開設で最大200,000円のキャッシュバックが受けられる※終了時期は未定

DMM FXは、申し込みから最短1時間で取引がスタートできるため、思い立った時にすぐに取引が開始できる点が魅力です。

 スプレッドが狭水準なので、コストを抑えて取引できるでしょう。

クイック入金サービスは約340の金融機関に対応しているので、スキャルピング取引で資金が足りなくなった時にもリアルタイムで入金できます。

現在。口座開設完了日から3か月以内に条件を満たすことで、最大200,000円のキャッシュバックが受けられます。

キャンペーンをうまく活用して特典を受け取りましょう。

DMM FXの基本情報

最低取引単位 10,000
通貨ペア 20
スプレッド
(原則固定・例外あり)
0.2銭(米ドル/円)
取引手数料 無料

出典:DMM FX

外為どっとコム

外為どっとコム

外為どっとコムの特徴
  • 1,000通貨単位と少額から取引が開始できる
  • 24時間いつでも手厚いサポートが受けられる
  • 取引ツールはスマホ版も充実している
  • 口座開設数は50万口座を突破(2021年10月時点)※公式サイトの文言による

外為どっとコムは口座開設数は50万口座を突破しており、多くの投資家から支持を得ている実績があります。

 24時間いつでも手厚いサポートが受けられるので、取引で分からないことがあった時に気軽に相談できるでしょう。

1,000通貨単位と少額から取引が開始できるので、初心者の方も利用しやすいでしょう。

外為どっとコムの基本情報

最低取引単位 1,000
通貨ペア 30
スプレッド
(原則固定・例外あり)
0.5銭(豪ドル/円)
※対象期間:2022年6月6日(月)午前9時00分~2022年7月2日(土)午前3時00分
※提示時間帯:対象期間中の各営業日午前9時~翌午前3時
取引手数料 無料

出典:外為どっとコム

まとめ

今回は、FXスキャルピングの手法や勝ち方、禁止の理由を詳しく解説しました。1回の利益はわずかなため、コツコツ利益を積み上げることが大切です。

1回で得られる利益が少ない一方で、損失額はも小さいメリットがあり、コツを掴めば初心者の方も勝つことが可能です。

ただし利用しているFX会社でスキャルピングが禁止されていないか、必ず確認したうえで実践しましょう。

スプレッドが狭水準で手数料がリーズナブルなFX会社を選べば、コストを抑えて取引できますよ。
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