FXの仕組みとは?儲かる理由や勝てない原因をわかりやすく解説

FXの仕組みとは?利益や注文の仕組み、始め方をわかりやすく解説

監修者の紹介
増田さん

監修者増田 諒

2021年1月1日現在、全国に891世帯1,257名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。年間100件の個別相談のほか「マネー・ライフプランニング」「資産運用」「保険」「確定申告」「住宅ローン」「相続」等のテーマのセミナーで登壇。

MDRT入賞 7回 ・TLC(生命保険協会認定FP) ・CFP ・IFA(証券外務員1種)・ファイナンシャルプランニング技能士1級 ・宅地建物取引士 貸金業務取扱主任者

増田 諒Masuda Ryo

「FXに興味があるけど、FXの仕組みが分からないから不安」と悩んでいませんか。本記事で紹介するFXの仕組みを学べばFXの基礎知識が分かり、すぐにでも始められるようになります。

実際に今活躍している多くのトレーダーは、本記事にあるようなFXの仕組みの基礎知識を熟知してからトレードを開始し、結果に結びつけています。

本記事ではFXの仕組みとして儲かる理由勝てない原因、負けないためのコツなどをわかりやすく紹介していきます。

読み終えるころには、FXに詳しくなって自信を持って取引できるようになっているはずです。
※本記事は、FXで必ず利益を生む方法を紹介するものではありません。FXはご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

FXの仕組みとは

FXの仕組みとは

まずは、FXの基本的な仕組みとして「FXとは何か」を重点的に解説していきます。

 FXとは、『フォーリン・エクスチェンジ (Foreign Exchange) 』の略で、2ヶ国の通貨を交換することにより利益を上げていく投資の手法をいいます

さらにFXの仕組みを正しく理解するうえで知っておきたいのが「外国為替」と「証拠金」です。

外国為替とは

外国為替とは、日本円を中国人民元や米ドル等と交換すること、つまり通貨交換のことを指します。

例えば、アメリカへ旅行にいくときを想像してみてください。きっと手元にある日本円を、現地のドルと交換するはずです。

交換するときの価格が1ドル=100円なら、仮に手元にあるのが10万円とすると1,000ドルと交換できます。

「1ドル=100円」のような通貨の価値を「為替相場」または「レート」といい、投資家による日々の取引や政治・経済状況などに応じて変動しています。

証拠金とは

証拠金とは、レバレッジをかける元となる資金のことです。

 レバレッジとは、投資家が証券会社から投資資金を借りて、手元にある資金を超えた金額で取引する方法のことです。

もともとレバレッジとは「てこの原理」を意味します。

レバレッジの具体例

FXの仕組みとは

例えば、手元に10万円しかないなかで、1ドル=100円のときに1万ドル(100万円相当)の米ドルを買いたい場合を考えます。

当然ながらそのままでは購入できませんよね。そこでレバレッジを利用して1万ドルを買うことになります。

 レバレッジは誰でも利用できますが、日本国内では法令で最大25倍までと制限されています。

つまり、手元に1,000円あるなら最大2万5,000円までレバレッジを利用して取引できるということです。

レバレッジはてこの原理のように、少額の資金で大きな金額の取引をすることなのですね。

FXで儲かるたった2つの仕組み

FXで儲かる仕組み

FXは投資手法のひとつなので、利益を出さなければ儲けられません。FXで儲けるために必要な利益を得る方法は、主に次の2種類です。

FXで利益を得る仕組み
  1. 為替差益
  2. スワップポイント

為替差益

為替差益とは、通貨価格(為替レート)の変動によって得ることのできる利益を指し『キャピタルゲイン』とも呼ばれます。

多くの人が、日本円を含めて米ドルやユーロなどの為替レートが変動していることをご存知でしょう。

例えば「1ドル=100円」から「1ドル=110円」になったり、「1ドル=90円」となったりします。その変動を利用して得るのが、為替差益です。

為替差益で利益を得る方法には「安く買って高く売る」「安く売って高く買う」の2パターンあります。

パータン1:安く買って高く売る

FXで儲かる仕組み

FXで儲けるためのシンプルは方法は通貨を「安く買って、高く売る」ことです。例えば、1ドル=100円のときに1万ドル(100万円)を購入したとします。

 1ドル=100円から1ドル=110円に値上がりした際、すべて売却すれば110万円となって10万円の利益を得られます。

ちなみに「1ドル=100円」に対して「1ドル=110円」を円安(多くの円を支払う必要があり円の価値が安い)と言います。

パターン2:高く売って安く買う

FXで儲かる仕組み

また、FXでは「高く売って安く買う」ことでも利益を得られます。例えば、1ドル=110円のときに1万ドル(110万円)分を売った(空売り)としましょう。

 1ドル=110円から1ドル=100円に値下がりした際、100万円でドルを買うと10万円の利益を得られます。

ちなみに「1ドル=110円」に対して「1ドル=100円」を円高(少ない資金で交換できるため円の価値が高い)と言います。

FXでは為替相場が高いときも安いときも、利益を出せるのがおもしろいところです。

スワップポイント

スワップポイントとは、2ヶ国間の通貨の金利差により得ることができる利益のことで、『インカムゲイン』ともいわれます。

スワップポイントで利益を得る仕組み

FXで儲かる仕組み

極端な例ではありますが、日本円の金利が1%・米ドルの金利が10%のときに、米ドルを買ったとしましょう。

 金利差分(10%-1%=9%)に相当する金額を、米ドルを保有している限り受け取れることになります。

つまり、米ドルを購入したら10%の金利を受ける権利を得られ、日本円を手放せば1%の金利を受ける権利を失うため、10%から1%を差し引いた額を利益とできるのです。

スワップポイントは金利を受ける権利の交換によって成り立つといえます。

スワップポイントの注意点

FXで儲かる仕組み

ここまでの説明で分かる通り、金利差の大きな通貨ペアで取引すれば、多くのスワップポイントを得られます。

例えば、2021年1月における日本円の金利は-0.1%。トルコリラは17.0%と大きな差がありました。

トルコリラ  -0.1%
日本円 17.0%
金利差 17.1%

上記のケースだと、日本円でトルコリラを買えば、多くのスワップポイントを得られる可能性があります。

 ただし金利の高い通貨から低い通貨を購入すれば、スワップポイントを支払わなければなりません。

為替差益だけではなく、スワップポイントを確認しながら取引するのがおすすめです。

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    FXで勝てない4つの理由

    FXで勝てない理由

    FXでは、必ずしも勝てる(利益を得られる)わけではありません。どのように優れた投資家でも、勝てないことがあります。その理由はFXには、次のようなリスクがあるからです。

    FXで勝てない理由
    1. 為替変動リスク
    2. 金利変動リスク
    3. レバレッジ
    4. スリップページ

    1.為替変動リスク

    FXで最も大きな影響を受けるのは、為替変動リスクです。 為替変動リスクとは、通貨価格が変動して、保有資産の増減がわからないこと(不確実性)をいいます。

    投資におけるリスクを、多くの人は「損するおそれ」と理解していると思います。ただし本来は「どうなるかわからない(不確実性)」を意味し、損するおそれの裏にある「利益を得られる可能性」も含んでいます。

    為替変動

    例えば、1ドル=100円のときに1万ドル(100万円)を買い、その後、1ドル=90円となったら10万円の損失となりますね。

    もしも、世界中の投資家が日本円を買いたいと思えば、需要が増えて日本円の価格が上がっていきます。一方で多くの投資家が逆に円を手放し始めたら、需要に対して供給が増えていき、日本円の価格が下がっていくのです。

     このように為替変動が起こる原因は「需要と供給のバランス」にあります。

    通貨価格も、そのほかの商品・サービスのように、需要と供給のバランスで決まっていると考えれば理解しやすいでしょう。

    そして、投資家の需要と供給のバランスが変わる原因はたくさんあり、例えば次のようなものがあります。
    需要と供給のバランスが変わる原因
    1. 金利差
    2. 軍事情勢
    3. 自然災害
    4. 世界の経済動向
    5. 国際政治・情勢

    わかりやすいのが、国際政治・情勢でしょう。

    例えばある国家でクーデターが起こり、国家転覆の危機に陥ると、多くの投資家がその国の通貨に不安を感じて売りに出すはずです。するとその国の通貨は暴落します。

     そのため、国家として社会が成熟している先進国は価格変動リスクが小さく、逆にまた成熟しきっていない新興国は価格変動リスクが大きいのです。

    次に、為替変動リスクの小さな国と大きな国を例示しますので、参考にしてください。

    為替変動リスクが比較的小さい国の例
    • 日本
    • スイス
    • アメリカ
    • オーストラリア
    • ヨーロッパ諸国
    為替変動リスクが比較的大きい国の例
    • トルコ
    • ロシア
    • メキシコ
    • ブラジル
    • ノルウェー
    為替変動リスクが高い国の方が、利益の幅が大きいです。また為替変動リスクを無視すると、FXでは勝つのは難しいでしょう。

    2.金利変動リスク

    FXにおいて金利が変動すると、スワップポイントに影響を及ぼします。金利とは、お金を貸し借りするときの対価のようなものです。

    例えばあなたが銀行にお金を預けたら、銀行はそのお金を利用できるので実質的に貸していることになり、利息がつきます。預けた(または借りた)お金に対して、いくらの利息がつくかを表すのが金利です。

    実は金利も、需要と供給のバランスによって変動します。

    多くの人がある銀行からお金を借りたい場合(お金への需要が多い)は金利が高くなり、一方でお金を借りる人が少なくなる(供給が多くなる)と金利が下がるのです。

     つまり金利は、多くの人がお金を借りたいか、もしくはお金を借りたくないかで変わってくるのです。

    最もわかりやすいのが、景気と金利の関係です。景気がいいと、企業は収益が増えてより事業を拡大させるため、お金が必要になります(資金需要の増加)。そのため金利も上がります。

    景気

    それに対して景気が悪いと、事業を縮小し支出を抑えようとするので、お金が必要なくなります(資金需要の減少)。すると金利が下がるのです。

    他にも金利変動する原因には、次のようなものがあります。

    金利変動の原因
    • 景気の変動
    • 外国金利の変化
    • 国際政治・情勢政府による金融政策の変化

    金利変動リスクは、必ず確認しておきましょう。

    3.レバレッジ

    FXの醍醐味であるレバレッジにも、勝てない理由が潜んでいます。

    投資

    本記事でも紹介したように、レバレッジは本来、資金を増やすことで利益を拡大させるために利用するものです。

     ただしレバレッジは、損失を大きくするおそれもあります。

    例えば1ドル=100円のときに、証拠金10万円にレバレッジ10倍をかけて1万ドル(100万円)を買ったとします。しかし1ドル=90円と値下がりしたときに売る(90万円)と、10万円の損失となります。

    もしレバレッジをかけずに10万円で取引していたら、1万円の損失で済んだはずです。レバレッジは利益を増やしますが、損を拡大させる働きもすることがわかりますね。

    大抵FXで大損する人は、レバレッジのかけずぎが原因になっています。

    レバレッジはかけすぎず、自分のリスク許容度に合わせて活用するのがおすすめです。

    4.スリップページの発生

    FXにつきものなのが、スリップページです。スリップページとは、為替相場が急変したときなどに、自分が行った注文価格とかけ離れた相場で約定することをいいます。

    例えば1ドル=100円のときに1万ドルを売る注文したが、相場が急落して1ドル=80円のときに注文が確定する、といった現象です。

     スリップページが起こる原因は、注文から約定までにタイムラグがあるからです。

    なぜタイムラグが発生するかというと、注文を受け取ったFX会社が、インターバンク市場の仲介業者だから。 ※銀行間取引市場とも呼ばれる、金融機関同士が取引しあう市場のこと。

    FXでは投資家が注文をすると、次のような手順で取引が成立します。

    FXの取引成立の過程
    1. 投資家の注文
    2. FX会社が注文を受け取る
    3. 受け取った注文をインターバンク市場へ注文する
    4. インターバンク市場で取引が成立投資家の注文が確定する

    つまり投資家とインターバンク市場の取引をFX会社が仲介する分だけ、タイムラグが発生するのです。

    そのタイムラグの間にも為替相場は動いているため、スリップページが起こります。

    そこで投資家は、次のことを心がけるのがおすすめです。
    投資家のスリップページ対処法
    • スリップページが発生しうることを知っておく
    • 相場が急変する前に取引を完了させておく(ただし難しい)
    • スリップページを抑えてくれる、もしくは保障してくれるFX会社を選ぶ

    FXで負けないための仕組み

    FXをするなら、負けないための仕組みを作るのがおすすめです。

    ここでは、FXで大きく負けないために作っておきたい、2つの仕組みを紹介します。

    損切りルールを確立させる

    ルール
    損切りとは、一定の損失が出たときに、それを超える損失を出さないよう取引を決済する(FXにおいては通貨を売却する)ことです。
    必ず自分なりの、損切りルールを確立させておきましょう。
    損切りルールの設定方法
    1. 損失の金額で決める(例:10万円の損失が出たら売る)
    2. 保有資産に対する割合で決める(例:保有資産の10%の損失で売る)

    損切りが大切な理由は、感情による売り渋りを避けるためです。損失が拡大すると多くの人は、

    • もう少し待てば、また値上がりするはずだ
    • 今売ると、損失が確定してしまうから嫌だ
    • 損失を取り返すには、また買い増しするしかない

    などと考えるでしょう。

     しかし、上記のように考えているときにはすでに冷静さを失っており、根拠の薄い投資判断をして失敗するおそれが高いのです。
    だからこそ損切りして、損失を最小限にすることが重要になってきます。

    レバレッジをかけすぎない

    繰り返しになりますが、大前提として自分のリスク許容度に見合わないレバレッジをかけてはいけません。
    それは損失が拡大するからでもありますが、何よりも「ロスカットを避けたいから」です。
    ロスカットとは損失が一定出た際に、システムによってそれ以上の損失を防ぐために、取引を強制的に終了させる仕組みのことです。
     つまり、FXにおける多大な損失を出したことを示し、自分が売りたいタイミングで売ることができずに、最大損失で決済してしまうことになります。
    ロスカットは、レバレッジが大きければ大きいほど発生しやすくなります。「証拠金維持率」を超えやすくなるからです。
    証拠金維持率とは?
    レバレッジをかけるために必要な、証拠金に対する純資産の割合を指します。
    証拠金維持率は、次の計算式によって求められます。
    証拠金維持率の計算式
      (純資産−注文証拠金)÷必要証拠金×100=証拠金維持率(%)

    レバレッジをかけると損失も増えやすくなるので、純資産総額が減りやすくなりますよね。すると証拠金維持率が下がり、結果としてロスカットを招きやすいのです。

    ロスカット基準はFX会社によって異なりますが、証拠金維持率が50%未満になるとロスカットするところが多いようです。

    まとめ

    本記事では、FXの仕組みについて解説してきました。FXでは2ヶ国の通貨を交換することで利益をあげられます。ここまでのことをまとめると次のとおりです。

    ポイント
    • FXで利益を得る仕組みは「為替差益」「スワップポイント」の2つ
    • FXで勝てない主な原因は「為替変動リスク」「金利変動リスク」「レバレッジ」「スリップページ」など
    • FXで負けないためには「損切りルールを決める」「レバレッジをかけすぎない」ことが大切

    FXは副業としても、初心者であっても簡単に始めることができる投資です。まずは仕組みの勉強をするためにも、気軽に始めてみて勉強と実践を繰り返しながら稼げるトレーダーを目指してみてください。

    ・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
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