個人事業主におすすめのクレジットカード6選|法人用のメリットも紹介
者だけでなく、個人事業主であってもビジネスシーンでクレジットカードを使うことは多いでしょう。 支払いがスムーズにできるだけでなく経費の把握もしやすくなるため、業務の効率化にもつながります。
そこで、この記事ではおすすめの個人事業主向けクレジットカードを厳選して5枚紹介し、年会費を比較したランキング形式で紹介します。
※キャンペーン等によっては、本記事の記載よりも高い還元率でポイントが付与される場合がございます。

個人事業主におすすめのクレジットカード6選
法人カード
ビジネスカード
ビジネスアメックス
ビジネスゴールド
2年目以降22,000円税込
2年目以降
36,300円税込
キャンペーン
法人または個人事業主
法人の代表者または個人事業主
法人の代表者または個人事業主
JCB一般法人カード
- 経費支払いに使えば手数料削減
- 年会費も経費として計上可能
- 提携会計ソフトと連携で作業効率アップ
- 移動・出張サポートが充実
JCB一般法人カードを使えば、ネットからの仕入れ・営業で必要となった経費などビジネスに必要な経費請求を一本化できるのが特徴です。

2年目以降は年会費が有料になりますが、年会費は経費として計上が可能なので、節税効果を考えている人にもおすすめの1枚です。
メリット1:出張や移動でもお得に利用できる
特に国内の移動の際に便利なサービスが用意されているところも見逃せません。国内航空券の予約や変更は当日まで可能なので、急な予定変更が起きても安心です。
エクスプレス予約は年会費が1,100円(税込、プラスEX会員の年会費)発生するので、必要な方は別途オプションとして申し込みましょう。
メリット2:多彩なビジネスサポートを受けられる
JCB一般法人カードは、ビジネスのあらゆるシーンで多彩なサポートを受けられる点がメリットです。例えば、JR東海エクスプレス予約サービスでは、東海道・山陽新幹線の座席をオンラインで予約・変更することが可能です。

また、チケットレス航空券サービスでは、「JAL ONLINE」と「ANA@desk」が利用可能で、24時間365日国内線の予約と発券が可能です。
そのため、業務の効率化やコスト削減になったりJCB一般法人カードで決済できたりと、ポイントも同時に貯まる便利なサービスを受けられます。
その他にも法人カード会員向けのお得なプランを利用して国内宿泊施設の予約が可能です。
JCB一般法人カードの基本情報
年会費 | 1,375円(税込)※初年度無料 |
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国際ブランド | JCB |
通常ポイント還元率 | 0.5% ※1,000円(税込)につき1ポイント付与、1ポイント=5円相当として何円分のポイントが付与されるかを基に還元率を算出しております。 |
締め日・支払い日 | 公式サイト参照 |
入会資格 | 18歳以上(法人または個人事業主) |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
- クラウド会計ソフトとの連携が可能
- 追加カードごとに利用履歴を細かくチェックできる
- 不正利用対策がしっかりしている
- リボ払いサービスの切り替えもスムーズ
こちらのカードは個人事業主のほか、小規模の会社を経営している人にもおすすめの一枚です。仕入れや営業といったコストのほかに広告費や通信費といった経費支払いにも活躍します。
メリット1:カードごとに限度額を設定できる
自分以外の社員にもカードを持ってもらう時には、追加カードを契約することになります。その際の限度額は追加カードごとに設定できるのが特徴です。

今後規模を広げてビジネスを進めていきたい個人事業主の人にとってもメリットがあるのではないでしょうか。
メリット2:経理システムと連動するサービスが充実している
経営者や個人事業主にとって、経費精算時のレシートや請求書の処理に面倒だと感じる方は多いのではないでしょうか。
アメックスビジネスカードでは、経理業務と連動できるサービスが充実しているので、経費の精算処理を手間をかけずにスムーズに解決してくれます。
また、このデータは経理ソフトにも連動可能なので、誰が何に会社の経費を使用したのかを可視化できるようになり経営の透明化も実現できます。
結果的に経費の計上漏れが無くなったり、伝票処理や領収書の管理が必要なくなったりと業務を効率的化できるため、コスト削減にも繋がるので便利なカードです。

アメックスビジネスカードの基本情報
年会費 | 13,200円(税込) |
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国際ブランド | AmericanExpress |
通常ポイント還元率 | 1.0% ※100円につき1ポイント付与。一部例外の加盟店がございます。 |
締め日・支払い日 |
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入会資格 | 20歳以上(法人の経営者または個人事業主) |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード
- 年会費22,000円(税込)
- 海外旅行傷害保険最大1億円付帯
- 世界1,300ヵ所以上の空港ラウンジを無料利用できる
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードは、年会費22,000円(税込)で様々なビジネスシーンでサポートしてくれる事業主に特化したクレジットカードです。
申込時に登記簿謄本や決算書は必要なく、初年度は年会費無料で利用できます。
メリット1:年間200万円以上の利用で年会費優遇
カード発行月から1年間でショッピング枠200万円以上のご利用で、翌年の年会費が22,000円(税込)から11,000円(税込)へ優遇されます。

また、ETCカードの発行手数料や年会費は無料なので、ずっと継続して持ちやすいカードと言えるでしょう。
メリット2:プライオリティ・パスが無料で利用可能
148の国や地域並びに1,300ヵ所以上の空港ラウンジが無料で利用可能な「プライオリティ・パス」に年会費無料で登録可能です。
ちなみに、利用できるラウンジの全てで飲み物や軽食、新聞やインターネットが無料で利用できるので、仕事や旅行などで飛行機をよく利用される方にはとってもおすすめです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードの基本情報
年会費 | 22,000円(税込) ※初年度無料 |
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国際ブランド | AMEX |
通常ポイント還元率 | 0.50%~1.00% |
締め日・支払い日 | ショッピング: 毎月10日までに当社に情報が届いたご利用分が、翌月4日のお支払い キャッシング:毎月末日までのご利用分が、翌々月4日のお支払い |
入会資格 | 20歳以上法人の代表者または個人事業主 |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード
- 入会後1年以内に200万円以上利用すると30,000ポイントがもらえる
- 一律での利用限度額の設定がない
- 会員限定のイベントが開催される
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードは、ビジネスシーンに特化した使い方ができるカードです。

メリット1:安心して利用できるサービス・補償がある
万が一予定していた出張などに行けなくなった場合に予約をキャンセルした場合の補償制度が利用できます。
※限度額あり

また、カードの不正利用が発覚した場合は原則料金負担の必要がありません。
メリット2:充実したポイントプログラムが魅力
アメックスビジネスゴールドカードは、「メンバーシップ・リワード・プラス」といわれるポイントプログラムの対象です。
この「メンバーシップ・リワード・プラス」とは、ポイントの有効期限が無期限になったり、特定利用分のボーナスポイントプログラムへの申し込みが可能になるプログラムです。
また、この貯まったポイントは、マイルに移行して経費削減が可能なのでビジネスでの使い勝手が高く、様々なシーンでサポートしてくれる便利なカードです。
基本的にポイントの有効期限は3年ですが、「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すれば有効期限がなくなるので検討してみることをおすすめします。

アメックスビジネスゴールドの基本情報
年会費 | 34,100円(税込) |
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国際ブランド | AmericanExpress |
通常ポイント還元率 | 1.0% ※100円につき1ポイント付与 |
締め日・支払い日 |
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入会資格 | 法人の代表者または個人事業主 |
セゾンコバルトビジネスアメックスカード
- 追加カードが4枚まで無料で発行可能
- 申込時に登記謄本・決算書は一切不要
- 特定の加盟店での利用でポイントが最大4倍
セゾンコバルトビジネスアメックスカードは年会費1.100円(税込)でポイント還元率が0.5〜2.0%です。個人事業主やスタートアップなど初めてビジネスカードを持つ方に最適です。

メリット1:永久不滅ポイントが特定加盟店での利用で4倍
クラウドワークス、Yahoo!ビジネスサービス、Amazonウェブサービスなど、ビジネスシーンでの特定加盟店を利用すると、永久不滅ポイントが4倍貰えます。
また、今らなエックスサーバーの優待が受けられます。個人向けプラン初期設定費用3,300円(税込)と法人向けプラン初期設定費用16,500円(税込)が無料なります。
法人向けプランは、契約期間が6ヶ月以上の場合のみなのでお忘れずに。
メリット2:追加カード9名まで無料
セゾンコバルトビジネスアメックスカードは、社員や家族の方が持てる「追加カード」が最大で9名まで無料で利用できます。
また、従業員や家族以外にもETCカードも無料で発行できるので、仕事で車を利用する頻度が多い個人事業主やフリーランスの方にはおすすめです。

セゾンコバルトビジネスアメックスカードの基本情報
年会費 | 1,100円(税込) ※初年度無料 |
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国際ブランド | AMEX |
通常ポイント還元率 | 0.50%~2.00% |
締め日・支払い日 | ショッピング:毎月10日までに当社に情報が届いたご利用分が、翌月4日のお支払い キャッシング:毎月末日までのご利用分が、翌々月4日のお支払い |
入会資格 | 個人事業主またはフリーランス、経営者の方(高校生を除く) |
ダイナースクラブ ビジネスカード
- 追加カードの発行手数料が0円
- ビジネスに便利なオプションが充実
- ユーザー限定のセミナー・イベントに参加できる
ダイナースクラブから発行されているビジネスカードは、経費管理が効率的になるだけでなく会員限定の特典も充実しています。

メリット1:ユーザー限定のセミナーやイベントがある
不定期ではありますが、ダイナースカード ビジネスカードを契約している会員を対象としたセミナーやイベントが開催されます。経営・スポーツなど様々な業界の著名人の講演を目の前で聞けるまたとない機会です。
なお、申し込み者の中から抽選制となっています。
メリット2:利用可能枠に一律の制限がない
基本的には利用限度額は法人カードで200〜300万円が妥当ですが、ダイナースクラブ ビジネスカードはご利用可能枠に一律の制限がない法人カードです。
そのため、高額決済をすることが可能です。特に人員の規模が大きい会社では経費も多いですが、カード払いの場合は限度額を気にせず経費として使用可能です。
また、追加カードは何枚でも年会費無料で利用可能なので、多くの社員に大ナーズクラブ ビジネスカードを持たせれば、経費削減やコスト削減にも繋がります。
年間費が27,500円(税込)ですが、例えば、追加カード100枚を従業員に利用させることで、一人当たりのコストは約270円と一般カード並みの年間費で利用できます。

ダイナースクラブ ビジネスカードの基本情報
年会費 | 29,700円(税込) |
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国際ブランド | Diners Club |
通常ポイント還元率 | 1.0% ※100円につき1ポイント付与 |
締め日・支払い日 | 15日締め・翌月10日払い |
入会資格 | 年齢27歳以上で法人、団体等の代表者・役員または個人事業主 |
おすすめクレジットカード年会費比較ランキング
※本記事内で紹介したおすすめクレジットカードの中で通常の年会費を比較し、安いものを上位にしています。
※年会費が同額の場合は、通常時のポイント還元率の高いものを上位にしています。
※情報は2021年6月27日現在のものです。最新の情報とは異なる可能性があります。
1位:JCB一般法人カード
- 経費支払いに使えば手数料削減
- 年会費も経費として計上可能
- 提携会計ソフトと連携で作業効率アップ
- 移動・出張サポートが充実
2位:アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
- クラウド会計ソフトとの連携が可能
- 追加カードごとに利用履歴を細かくチェックできる
- 不正利用対策がしっかりしている
- リボ払いサービスの切り替えもスムーズ
法人カードと個人用のカードとの違い
法人カードと個人カードはどちらもクレジットカードなので、一見すると同じ機能を持っているように思えるかもしれません。しかし、実は次のようにいくつか違いがあります。
※必ずしも全てのカードが次の表の区分にあてはまるとは限りません。
法人カード |
個人カード |
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以上の特色はあくまで一例に過ぎず、細かい特長やシステムなどは会社やカードランクなどによっても異なります。

法人カードを作るメリット(分ける・分けない?)
ここからは、個人事業主が法人カードを作るメリットを解説します。事業用カードとプライベート用カードを分けるか分けないかを迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 経費の計上がしやすい
- キャッシュフローに余裕ができる
- 法人カードでもポイントが貯められる
①経費の計上がしやすい
法人カードの最大の魅力ともいえるのが、経費の計上が非常にしやすいという点です。カードによっては会計ソフトと連携できるものもあるので、自分で会計処理をする必要がありません。

②キャッシュフローに余裕ができる
カードを使うと、利用料金の支払いは翌月~2カ月後となっていることが多いので、キャッシュフローに余裕が生まれやすいです。
特に規模の小さい企業や個人事業主、事業を初めて間もない人にもこの仕組みはメリットといえるのではないでしょうか。
③法人カードでもポイントが貯められる
法人カードでも、利用額に応じてポイントが貯められるものがあります。

貯まったポイントの活用方法は、主に次のようなものがあります。
※必ずしも全てのカードで還元されたポイントを次の表の用途に使うことができるとは限りません。
- 文房具、コピー用紙などのオフィス用品の購入
- 宿泊費、航空券などの出張費用
- ギフトカード・金券に交換
- キャッシュバックし、現金にする
- 福利厚生として会社のイベント費用に使う
- プレゼント景品に変えて社員に還元する
法人カードで貯めたポイントを個人的に利用できる?
法人カードで貯めたポイントを個人利用したいという方もいるでしょう。
経理上の整合性がとれなくなる可能性があるので、あまりおすすめできません。
個人事業主のクレジットカード審査
個人事業主がクレジットカードを作るには、審査に通過する必要があります。問題なく審査に通るか不安に感じている方もいるでしょう。
ここからは、個人事業主のクレジットカード審査について見ていきます。
個人事業主がクレジットカード申し込みをする際の審査基準
個人事業主がクレジットカードについても、個人のクレジットカードと同じく具体的な審査基準は公開されていません。

クレジットカードの利用分はカード会社が一旦立て替える仕組みであるため、貸し倒れのリスクを無くすためにも、安定した収入を見られると考えられるのです。
個人事業主は審査に通りにくい?
会社員の場合、月収が少なくても年収は安定しています。一方、個人事業主は事業規模が小さいことが多く、収入が不安定になりがちです。

特に、開業1年目の場合には、年数も浅く信用を得ることが難しい可能性も考えられる。よって、ある程度年数が経って経営が安定してから申し込むのが良いでしょう。
個人事業主が審査落ちしてしまう理由
ここからは、個人事業主が審査に落ちてしまう主な理由として考えられる事項を見ていきましょう。
- 過去に滞納の記録がある
- 売上が低い・安定していない
- 高額なキャッシング枠を希望している
①過去に滞納の記録がある
カード会社は、審査時にCICなどの個人信用情報機関で過去や現在のローン状況を確認します。
一度記録された情報は5年程度残ってしまうので、その間は審査に通りにくくなることが予想できます。よって、現在滞納がある場合には、申し込みまでに完済してしまうことがおすすめです。

②売り上げが低い・安定していない
開業したばかりで収入が安定していない、売り上げが低いなどの場合には、審査に通りづらくなってしまうことが考えられます。

また、いくら年収が高くても、継続して安定した収入が得られていない場合には、審査に落ちてしまう可能性が高いと考えられます。
開業して間もない方は、半年から1年程度経過してから申し込むようにしましょう。
③高額なキャッシング枠を希望している
クレジットカードには、借り入れができるキャッシング枠を設定できます。
収入が低いのに高額なキャッシング枠を希望すれば、審査のハードルが上がるため落ちてしまう可能性が高まると考えられます。
少しでも審査に通る可能性を高めたいのであれば、まずはキャッシング枠0円で申し込むことがおすすめです。

法人カード選びのポイント
最後に、個人事業主が法人カードを選ぶ際の主なポイントについて解説します。
- 年会費の負担が少ないものを選ぶ
- ビジネス形態に合わせた商品を選ぶ
- 還元率を比較しながら選ぶ
①年会費の負担が少ないものを選ぶ
事業を起こしてすぐの人や個人事業主の人は、大きな法人と比べて動かせる資金が少ないことが多いです。
そのため、年会費・発行手数料が自分にとって無理のない金額のものを選ぶのが良いでしょう。

②ビジネス形態に合わせた商品を選ぶ
法人カードにはビジネスにおいてサポートしてくれる機能を搭載しています。
空港ラウンジがお得に使えるサービスや、チケットの予約サポート、経理・弁護士相談サポートなどさまざまな種類があるので、自分のビジネス形態に合ったものを選びましょう。

③還元率を比較しながら選ぶ
個人カードよりも大きな額を使うことが多い法人カードは、その分ポイントも貯まりやすいことがいえます。

貯まったポイントはそのまま経費にも使えるカードが多いので、さらに経費節約にもつながるでしょう。
個人事業主向けおすすめクレジットカードについてよくある質問
まとめ
この記事では、個人事業主の方におすすめのクレジットカードや、法人カードを作るメリット、個人カードとの違いなどを解説しました。
事業用に法人カードを作ると、経費の計上がしやすくなったり、キャッシュフローに余裕が生まれたりとメリットもあります。

少しでも維持コストを抑えてカードを持ちたい方は、記事内で紹介した年会費比較ランキングも参考にしてみてください。今回解説した内容を参考に、法人カードを活用して業務の効率化を目指しましょう。
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