ネット証券の口座開設に必要なものは?やり方や注意点も解説

ネット証券の口座開設に必要なものは?やり方や注意点も解説

監修者の紹介
増田さん

監修者増田 諒

2021年1月1日現在、全国に891世帯1,257名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。年間100件の個別相談のほか「マネー・ライフプランニング」「資産運用」「保険」「確定申告」「住宅ローン」「相続」等のテーマのセミナーで登壇。

MDRT入賞 7回 ・TLC(生命保険協会認定FP) ・CFP ・IFA(証券外務員1種)・ファイナンシャルプランニング技能士1級 ・宅地建物取引士 貸金業務取扱主任者

増田 諒Masuda Ryo

「ネット証券の口座開設の流れを知りたい」「口座開設したいときは、何を準備すれば良いの?」このような悩みを持つ方もいるでしょう。

自宅にいながら気軽に投資を始められるネット証券は、初心者の方にもおすすめです。やり方や注意点を知っておけば、効率よく利用できます。

今回は、ネット証券の特徴や口座開設に必要なもの、開設の流れなどを詳しく解説します。

初心者におすすめのネット証券も厳選して紹介するので、参考にしてくださいね。

ネット証券とは

そもそも、ネット証券とはどのような特徴があるのか、総合証券とも比較しながら見ていきましょう。

ネット証券とは

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ネット証券とは、インターネット上の操作だけで入出金や取引が完結できる証券会社のことを言います。

 従来の実店舗の証券会社とは異なり、店舗を持たずにネット専業で営業している点が大きな特徴です。

テナント料や人件費などのコストを抑えて営業できるシステムであるため、一般的な証券会社よりも手数料がリーズナブルなメリットがあります。

総合証券との違い

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よりネット証券の特徴を理解するためにも、総合証券との違いを詳しく見ていきましょう。

実店舗があるか、ないか

ネット証券と総合証券の最も大きな違いとしては、実店舗があるかどうかが挙げられます。

総合証券は、来店した顧客に対応するための窓口が設けられていることが一般的で、対面で申し込みなどの相談ができます。

 一方、ネット証券は実店舗を設けておらず、電話やメールなどで申し込まなければならない点が特徴です。

実店舗を運営している総合証券は便利な分、テナント料や人件費などの経費がかかってしまいます。

取引手数料が割高になってしまう点がデメリットです。

その点ネット証券は、コストをなるべく抑えたい方におすすめします。

顧客一人ずつに営業担当者が付くか、付かないか

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ネット証券で口座を開設しても、顧客一人ずつに営業担当者が付くことはありません。そのため、基本的に一人で判断して取引を行う必要があります。

もちろん困ったことがあれば、メールやAIチャット、コールセンターなどに問い合わせられます。

 しかし担当者が固定されることはないので、その都度内容を伝える必要があるでしょう。

その点総合証券は顧客1人ずつに営業担当者が付くので、困ったことがあれば自分専用の担当者に連絡できます。

しかし、営業担当者に投資の勧誘を受けることもあるので、断ることが苦手な方は向いていないと言えるでしょう。

すべて自己判断による投資か、コンサルティングを受けられるか

ネット証券は担当者が付かないため、取引は全て自分で判断して行う必要があります。コンサルティングを受けることは、ほとんどありません

一人で取引を行うための知識が不十分だと感じる方は、証券会社のサイトなどである程度の知識をつける必要があります。

一方、総合証券は投資運用方法や銘柄選択などを専用の担当者に相談できるので、知識がない方でも利用しやすいでしょう。
コストを抑えるならネット証券!

総合証券の方がサポートが手厚い分、手数料はネット証券よりもやや割高な傾向にあります。

できるだけコストを抑えて取引したい方は、ネット証券の方が向いているでしょう。

ネット証券の利用者が増えている背景

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2020年に新型コロナウイルスが感染拡大したことで、先行きに不安を感じている方は多くいるでしょう。

 さらに、外出の自粛などの影響を受けて、ネットを通じて売買する個人投資家が増加しました。

ネット証券なら、自宅に居ながら気軽に取引ができる上に、手数料もリーズナブルであるため、今後もニーズは高まることが予想されます。

実際に証券会社もオンラインでの営業活動に力を入れており、お得な新規入会キャンペーンなども開催されています。

株安で割安感が出た今がチャンス?

新型コロナウイルスの感染拡大によって株安となり、今が投資のチャンスとしてとらえている個人投資家もいます。

今まで投資に興味はあったものの、きっかけがなかった方が投資を始めたことも、ネット証券の新規口座開設数が増えている要因のひとつです。

日経平均株価が急落した!

実際に、日経平均株価は2020年の3月中旬に、約3年4か月ぶりとなる16,000円台まで価格が急落しました。

これ以上の値下がりはないと見込んだ個人投資家が、資産形成の入り口として、手数料がリーズナブルなネット証券を選んでいるのです。

出典:日本経済新聞

手数料の引き下げ競争も行われている

さらに現在証券業界では、新規顧客獲得のために手数料の引き下げ競争が激化しています。

米国株の売買手数料の無料化や投資信託の販売手数料の割引サービスなど、今後も手数料は下がることが期待できるでしょう。

今後は、ますますコストを抑えて取引ができるようになるかもしれません。

ネット証券の口座開設に必要なもの

これからネット証券の口座を開設する方向けに、用意すべきものを解説します。

本人確認書類

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ネット証券で口座を解説する際には、以下のような本人が確認できる書類の提出が必要です。

  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • 住民台帳カード
  • パスポート
  • 健康保険証
  • 住民票
  • 在留カード
  • 特別永住証明書
  • 印鑑登録証明書

運転免許証の提示が求められることが一般的ですが、持っていない方は上記に当てはまる書類を事前に用意しておきましょう。

提出する書類は、住所が変わっているものや有効期限が切れているものが使用できないので、チェックしておくと安心でしょう。

マイナンバー関連書類

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先ほどお伝えした本人確認書類に加えて、マイナンバーが確認できる書類の提出も必要です。以下のような書類を用意しておきましょう。

  • マイナンバーカード
  • マイナンバー通知カード
  • マイナンバーが記載された住民票の写し
  • マイナンバーが記載された住民票記載事項証明書

マイナンバーカードを持っていない方は、住民票の写しなどを取り寄せておく必要があるので、注意が必要です。

あらかじめ書類を用意して申し込みをすれば、スムーズに手続きを進めることができます。

印鑑

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ネット証券によっては、書類への押印を求められることもあります。

しかし、ネット完結の申し込みができる場合には印鑑は不要なケースも多いので、申し込み時に確認すると良いでしょう。

金融機関口座

口座を開設する際には、取引で得た利益や配当などを受け取るための、金融機関の口座の登録も必要です。

 口座番号が分かるキャッシュカードや、通帳を用意しておきましょう。

ネット証券によっては、ゆうちょ銀行が利用できないケースや、金融機関が限定されているケースもあります。

使用したい金融機関の口座が登録できるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

ネット証券の口座開設方法の流れを解説

スムーズに手続きを進めるためにも、ネット証券の口座開設方法の流れをしっておきましょう。

1.口座開設を申し込む

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利用したいネット証券が決まったら、公式サイトから口座開設ページに進み、申し込み手続きを行いましょう。

画面の手順に従って、メールアドレスの登録後、氏名・住所などのお客さま情報を入力してください。

2.本人確認書類とマイナンバーを提出する

申し込み情報の入力が完了したら、運転免許証などの本人確認書類とマイナンバーを提出します。

主な提出方法は、Webアップロード、Eメール、書面での郵送の3種類がメインです。

Webアップロード

スマホやタブレットで書類を撮影してデータ化し、画像をアップロードするだけで簡単に申し込みが完了する方法です。

 郵送などの手間もなく手軽で時間もかからないため、最もおすすめの提出方法です。

ネット証券によっては、Webアップロードを選択すると、最短で翌営業日から取引を始めることができる場合もあります。

Webアップロードなら、申込に必要な住所などの情報も自動で入力されるメリットもあります。

Eメール

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Eメールを選択すると、登録したメールアドレスに送信用フォームURLが記載されたメールが送付されます。

URLにアクセスしたら、表示画面の添付ファイルに本人確認書類と個人番号記載書類のデータを添付しましょう。

書面での郵送

書面での郵送を選んだ場合、ネット証券から「本人確認書類届出書」が自宅に届きます。

 書類に必要事項を記入して、本人確認書類と個人番号記載書類のコピーを同封して郵送しましょう。

郵送するとネット証券会社まで書類が届くまで数日かかるため、口座開設まで時間がかかってしまう点がデメリットです。

スピーディーに手続きを進めたい方は、WebアップロードもしくはEメールを選ぶ方が良いでしょう。

3.必要書類を受け取る

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無事に申し込み手続きが完了すると、ネット証券で書類審査が行われます。問題なければそのまま口座開設の手続きに移ります。

Eメールアドレス宛に審査完了のお知らせが入ったら、郵送物が届くのを待ちましょう。後日、本人限定受取郵便で「口座開設手続完了のご案内」が届きます。

 本人限定受取郵便とは、郵便物受け取る際に本人確認書類の提示が必要な郵便サービスです。

本人以外に郵便物を受け取ることはできません。

長期間受け取りができない場合には、書類が返送されてしまうので、不在票が入っていた方は、できるだけ早めに届けてもらうようにしましょう。

郵便窓口で受け取る場合には、到着通知書または不在配達通知書も必要です。

4.書類の確認

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郵送物を受け取ったら、口座番号やログインパスワード、取引パスワードが記載されていることを確認してください。

これらの情報は今後口座を利用する際に必要なものなので、紛失しないように大切に保管してください。

5.取引開始

受け取った情報をもとに、さっそくネット証券にログインして取引を始めましょう。

口座開設で分からないことがあれば、サポートデスクに連絡すれば、担当者が対応してくれます。

ネット証券の口座開設のリスクは?注意点を解説

「ネット証券で口座開設すると、何かリスクがあるの?」このような不安を持っている方もいるかもしれません。利用時の注意点を解説します。

損失が出るリスク

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株や通貨など、金融商品の価格は日々変動します。価格が上昇や下降するため、損失が出るリスクがあるので注意が必要です。

 投資に絶対はなく、うまく取引できれば大きな利益を出せる一方、大きな損失が出てしまう危険性もあるのです。

このようなリスクを対処するためには、投資商品に対してのある程度の知識を持っておくことが大切です。

知識が無ければ分析や予測を立てることができないため、急な価格変動に対処することができません。

取引したい金融商品が決まっている方は、ネット証券の公式サイトの解説ページなどを活用して、知識をつけておきましょう。

個人情報漏洩のリスク

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一般的にネット証券では、IDとパスワードを入力してログインして取引を行います。

PCやスマホを利用して会員サイトにログインする行為は、情報漏洩や不正アクセスなどのセキュリティリスクが伴うため、注意が必要です。

 他人に推測されやすいパスワードを使っていた場合、不正ログインされて大切な資産を失ってしまう危険性があります。

パスワードは単純な数字の羅列などではなく、分かりにくいものを使用するようにしてください。

機会損失のリスク

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ネット証券では、銘柄選びから情報収集、投資判断、取引まで、すべて自分で行う必要があります。総合証券のように、プロの助言を受けることはできません。

投資に関する知識が不足していると、重要な経済ニュースなど、投資の機会損失のリスクが考えられます。

発注ミスなどで取引のチャンスを逃すことも考えられるため、機会損失してしまう可能性もあるでしょう。

通信障害のリスク

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通信回線のトラブルによる機会損失も、ネット取引では注意しておきたいリスクです。利用するPCやスマホが不調になった場合、注文ができなくなる可能性があります。

自宅のネット環境を利用していた場合、インターネット回線が中断してしまうと、回復するまで取引ができない点にも注意が必要です。

 通信の乱れなどが原因で損切りが遅れると、損失が膨らんでしまうでしょう。

このようなリスクを軽減させるためにも、PCやスマホなどのデバイスは複数台持っておくことをおすすめします。

初心者におすすめのネット証券|キャンペーンも紹介

ここからは、初心者におすすめのネット証券を厳選して紹介します。

LINE証券

LINE証券

LINE証券のおすすめポイント
  • ネット証券業界最短で100万口座を突破(2019年実績)※公式サイトの文言による
  • 1株数百円から手軽に株取引ができる
  • 初株チャンスキャンペーンや株のタイムセールなどユニークなキャンペーンが開催されている
  • アプリをダウンロードする必要なく、LINEアプリからログインできる
  • 口座開設とクイズに正解で最大3,000相当の株が無料で買えるキャンペーンを開催中(終了時期未定)

LINE証券は、シンプルなデザインと直感的な操作性が特徴のネット証券です。LINEアプリを使ってスマホで手軽に投資ができる特徴があります。

実際にサービス開始2年2ヶ月で100万口座を突破した実績を持っており、投資初心者の方にもおすすめです。

 定期的にユニークでお得なキャンペーンが開催されていることも特徴です。

過去には、クイズに正解すると株購入代金がもらえる「初株チャンスキャンペーン」や、対象銘柄が最大7%割引される「株のタイムセール」などがありました。

現在、口座開設とクイズに正解で最大3,000相当の株が無料で買えるキャンペーンを開催中です。(2022年4月時点)

投資に不安を感じている方も、敷居を下げられて始めやすいでしょう。

LINE証券の基本情報

株式手数料

現物:0円~

信用:0円~

IPO取扱実績 11社※2021年の実績
口座開設スピード 最短1日
単元未満株

出典:LINE証券

SBI証券

SBI証券

SBI証券のおすすめポイント
  • アクティブプランなら1日約定代金の合計が100万円まで無料
  • ポイントで手数料の1.1%が還元されてお得
    ※月間合計国内株式手数料(スタンダードプラン及び現物PTS取引)の1.1%
  • 国内株式・投資信託・iDeCoはスマホサイトからも注文可能
  • 国内株式個人取引シェアNo.1(2021年4月~6月実績)※公式サイトによる
  • つみたてNISAなら100円から手軽に投資が始められる

SBI証券は、アクティブプランなら1日約定代金の合計が100万円まで無料とリーズナブルである点が魅力です。国内株式個人取引シェアはNo.1を誇っています。

さらにポイントで月間合計国内株式手数料(スタンダードプラン及び現物PTS取引)の1.1%が還元されるため、投資がうまくいくか不安な初心者の方もお得に取引が楽しめます。

国内株式・投資信託・iDeCoはスマホサイトからも手軽に注文できるので、場所を選ぶことなく投資できる利便性の高さも強みのひとつでしょう。

100円から積み立てができる「つみたてNISA」や、クレジットカードを使った投信積立など、選択肢が多い点も強みです。

SBI証券の基本情報

株式手数料

現物:0円~

信用:0円~

IPO取扱実績 85社
※2021年の実績
口座開設スピード 最短1日
単元未満株

出典:SBI証券

まとめ

今回は、ネット証券の特徴や口座開設に必要なもの、開設の流れなどを詳しく解説しました。実店舗がないため、手数料がリーズナブルなどのメリットがあります。

利用したいネット証券が決まったら、本人確認書類やマイナンバー確認書類、金融機関口座などをあらかじめ用意しておきましょう。

今回紹介したネット証券は手数料がリーズナブルで使いやすいものばかりです。

自分にぴったりのネット証券を見つけてくださいね。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
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