SOXLとは?今後の将来性や特徴・チャートなど徹底解説!
「海外ETFの投資を始めたいけど、おすすめはどれ?」「SOXLの今後の将来性が知りたい」このような悩みを持つ方もいるでしょう。
SOXLは値動きは激しいなどの特徴を持っていますが、成功すれば通常の指数の3倍ものリターンが受けられるメリットがあります。今回はそんなSOXLの特徴やチャート、今後の将来性を詳しく解説します。

SOXLとは?特徴を解説
そもそもSOXLとは一体何のことを言うのか、主な特徴を見ていきましょう。
SOXLの特徴
SOXLとは、米国のディレクション・インベストメンツ社が運用しているETFのひとつです。
SOXLの特徴を理解するためには、構成銘柄や年率リターン、配当実績について知っておくことが重要です。
ETFとは?
ETFとは、Exchange Traded Fund の略です。日本語では、上場投資信託のことを指します。取引所が開いている時間帯は株式同様、リアルタイムで取引ができます。
複数の銘柄(企業)を含んでいるため、1つのETFに投資した場合でも、分散投資の効果を得られる仕組みです。

構成銘柄
SOXLは、ICE半導体指数をベンチマークとして運用を行っており、現在は以下のような企業で構成されています。
ティッカー | 企業名 | 組入比率 |
---|---|---|
AVGO | ブロードコム | 9.34% |
QCOM | クアルコム | 7.87% |
NVDA | エヌビディア | 6.99% |
INTC | インテル | 5.83% |
AMD | アドバンスト・マイクロ・デバイセズ | 5.06% |
MRVL | マーベル・テクノロジー | 4.77% |
MU | マイクロン・テクノロジー | 4.31% |
TXN | テキサス・インスツルメンツ | 6.01% |
AMAT | アプライド・マテリアルズ | 4.15% |
LRCX | ラムリサーチ | 4.11% |
KLAC | KLAコーポレーション | 4.09% |
出典:2021年12月31日現在のDirexion公式サイト
米国を代表する半導体企業で構成されていることが分かります。上記の中でも、特にNVDA(エヌビディア)は、米国の半導体の大手企業として知られています。
ブロックチェーン上で行われる「マイニング」に必要なGPUの性能が優れているなど、将来性が期待されている企業です。

年率リターン
数あるETFの中でも、SOXLは値動きは激しい特徴があります。
世界的なPCとスマホの普及によって、半導体の需要は年々上昇しています。しかし、コロナショックの際には、一気に価格が下落しました。

配当実績
ETFの中にも、一般的な投資信託と同様に分配金がもらえる銘柄もあります。実は、SOXLもそのひとつに含まれています。
投資で得られる利益以外にも、分配金がもらえるならお得だと感じる方もいるでしょう。しかし、SOXLの配当利回りはそれほど高くありません。
先ほどお伝えした通り、SOXLは値動きが激しいことが特徴のETFです。そのため、配当金目的で保有する、という投資方法にはおすすめできません。
長期間保有するよりも、値上がりのタイミングを見て短期間で売買する取引スタイルに向いていると言えるでしょう。

SOXLのチャートや株価の推移は?
SOXL投資を検討中の方は、チャートや株価の推移を参考にして、取引のタイミングを見極めることがおすすめです。
長引く半導体の供給不足
2020年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で、ステイホームや在宅ワークを行う方が増加しました。そこでPCやタブレットなどの需要が増加した結果、半導体は世界的に供給不足になり、価格が大きく値上がりしました。
そのため、半導体の供給不足の状況は悪化しており、今後しばらくは供給不足が続くと予想されています。

新型コロナからの景気回復
そもそも半導体業界は、景気に大きく影響を受ける傾向があります。2020年は新型コロナウィルスの拡大によって、世界中で経済がマイナス成長でした。
しかし、SOXLの価格も下落したものの、需要が高まったことで、そこまでの下落は見られませんでした。
米国以外でも、ワクチン接種が進んでいる欧米諸国などでは徐々に規制が解除されつつあります。

技術革新による半導体の需要増
最近では世界中でスマホが普及しており、日本でも1人につき1台スマホを持っていることが一般的になっています。さらに家電製品でも半導体を用いた商品が登場しており、半導体は身近な存在になりました。
このような世界の流れから、SOXLはこの先もしばらくは価格は上昇し続けることが期待できます。
SOXLの今後の将来性は?
SOXLの今後の将来性があるのかを詳しく見ておきましょう。
半導体分野の拡大
SOXLは、半導体分野の銘柄で構成されているETFです。そのため、今後の半導体業界の動向をしっかりと注目しておく必要があります。現在半導体は世界的に不足しているため、今後しばらく半導体の需要は続くことが予想されています。
このことからも、半導体はまだまだ需要が高いことが分かります。
半導体分野の将来性は?
IoTの発展によってさまざまな分野で半導体が利用されることで、価格上昇に期待できます。リモートワークという働き方が広まれば、その分PCやタブレット端末などのデジタル機器の需要は拡大するでしょう。

対象となるベンチマークの変更
SOXLは、現在ICEセミコンダクターズ・インデックスがベンチマークとなっています。しかし、以前はSOXという指標に連動して運用されていました。
流動性が高い銘柄ということは、取引が活発に行われているという証明でもあります。そのため、価格変動が激しくなる可能性が高いと言えるのです。
米国株式市場の動向や景気
SOXLの構成銘柄は、米国を代表する半導体企業で構成されているため、カントリーリスクの影響を受ける点に注意が必要です。米国の以下の情報については、しっかりとチェックしておくようにしましょう。
- 株式市場の動向
- 経済成長率
- 金利政策
特に米国の金融政策を決定するFOMC(連邦公開市場委員会)は、今後の金利の変動を知る重要な情報元です。
景気が後退すれば株価も同時に下落することが考えられるので、ニュースをしっかりと見ておけば、大切な取引の瞬間を見逃すこともありません。

米国の経済の動向は?
現在米国ではインフレが高進しているため、2022年3月のFOMCでは、利上げの開始が決定されることが予想されています。
今後の利上げペースや利上げ幅がどのくらいなのか、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長や高官などの発言を注目しましょう。
SOXL取引におすすめのネット証券5選
ここからは、SOXL取引におすすめのネット証券を厳選して5社紹介します。特徴を比較してぴったりのネット証券を見つけてください。
LINE証券
- 平日も21時まで取引できる
- 直感的でシンプルな取引画面で使いやすい
- LINE Payで簡単に入出金ができる
- 企業のニュースや投資に関わる情報が豊富
LINE証券はLINEが運営するネット証券です。平日も夜21時まで取引ができるので、日中忙しい方も利用しやすいメリットがあります。
LINEポイントも1ポイント1円単位で入金に使えるので、貯まったポイントを使って気軽に投資を始めることができるでしょう。

LINE証券の基本情報
株式手数料 |
現物:0円~ 信用:0円~ |
---|---|
IPO取扱実績 | 11社※ ※2021年の実績 |
口座開設スピード | 最短1日 |
単元未満株 | 〇 |
出典:LINE証券
楽天証券
- 新規口座開設数は3年連続No.1の実績(2021年度)※公式サイトの文言による
- 楽天ポイントを使ってお試し投資ができる
- スマホ用取引ツールは累計500万ダウンロードを突破(2021年2月時点)※公式サイトの文言による
- 楽天銀行ユーザーは金利優遇が受けられる
楽天証券は、楽天グループが運営するネット証券です。新規口座開設数は3年連続No.1の実績を誇っています。
貯まった楽天ポイントを使ってお試し投資ができるので、まずはポイントを使って少額の取引を行い、徐々に経験を積むこともできます。
楽天銀行ユーザーは「マネーブリッジ」で入出金手数料無料や普通預金金利が年0.10%などの金利優遇サービスが受けられるので、お得に活用できるでしょう。
楽天証券の基本情報
株式手数料 |
現物:0円~ 信用:0円~ |
---|---|
IPO取扱実績 | 38社※ ※2021年の実績 |
口座開設スピード | 最短1日 |
単元未満株 | 〇 |
出典:楽天証券
SBI証券
- 1日定額制のアクティブプランは1日合計100万円まで手数料が無料
- 取引に応じてTポイントやPontaポイントが貯まる
- 毎月100円~5万円までクレジットカード積立が可能
- スマホアプリは便利な機能が充実している
- 25歳以下は国内株式(現物)手数料が実質0円
SBI証券は25歳以下は国内株式(現物)手数料が実質0円であるため、初めてネット証券を利用する方におすすめです。
スマホアプリは便利な機能が充実しており、外出先でも快適に取引を行うことが可能です。米国株は専用アプリが別に利用されているので、使い勝手が良いでしょう。

SBI証券の基本情報
株式手数料 |
現物:0円~ 信用:0円~ |
---|---|
IPO取扱実績 | 85社※ ※2021年の実績 |
口座開設スピード | 最短1日 |
単元未満株 | 〇 |
出典:SBI証券
マネックス証券
- 米国株の取扱銘柄は5,000以上と豊富
- IPOは完全平等抽選で確率がアップ
- マネックスポイントを手数料に交換できる
- 初心者向けのオンラインセミナーが定期的に開催されている
マネックス証券は、世界最大の株式市場である米国株の取扱銘柄は5,000以上と豊富に取り扱っています。米国株に興味のある方におすすめです。
貯まったマネックスポイントを手数料に交換できるので、ポイントが無駄になることもありません。

マネックス証券の基本情報
株式手数料 |
現物:110円(税込)~ 信用:99円(税込)〜 |
---|---|
IPO取扱実績 | 50社※ ※2021年の実績 |
口座開設スピード | 最短1日 |
単元未満株 | 〇 |
出典:マネックス証券
SBIネオトレード証券
- 定額プランなら1日の約定代金100万円以下は手数料0円
- 初心者からプロまでが使いやすい高性能な取引ツール
- 他社からの移管手数料キャッシュバックキャンペーンが開催中(2022年3月末まで)
- IFD注文など投資スタイルに合わせた注文方法が豊富
SBIネオトレード証券は取引コストがリーズナブルな点が魅力です。定額プランなら、1日の約定代金100万円以下は手数料がかかりません。
[/aside]高性能で使いやすい取引ツールが用意されているので、初心者の方でも直観的に操作することができます。[/aside]IFD注文など注文方法が豊富に用意されているので、投資スタイルに合わせて便利に注文方法を使い分けることができるでしょう。
現在、他社からの移管手数料のキャッシュバックを受けられるお得なキャンペーンが開催中です。

SBIネオトレード証券の基本情報
株式手数料 |
現物:55円(税込)~ 信用:0円~ |
---|---|
IPO取扱実績 | 7社※ ※2021年の実績 |
口座開設スピード | 最短1~2週間 |
単元未満株 | 〇 |
出典:SBIネオトレード証券
まとめ
今回は、SOXLの特徴やチャート、今後の将来性などを詳しく解説しました。米国を代表する半導体企業で構成されており、今後が期待できるETFです。
値動きが激しい特徴を持つため、SOXL投資を行う際には、大きな変動に耐えられるだけの資金の余裕を持って取引を行うことが大切です。
今後も自動車の自動運転やキャッシュレス決済、AIの普及など、あらゆる分野で半導体の需要が増加していくことが予想されるため、価格の上昇が期待できるでしょう。
