VYMとは?特徴や構成銘柄・株価チャートを詳しく解説

VYMとは?特徴や構成銘柄・株価チャートを詳しく解説

監修者の紹介
増田さん

監修者増田 諒

2021年1月1日現在、全国に891世帯1,257名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。年間100件の個別相談のほか「マネー・ライフプランニング」「資産運用」「保険」「確定申告」「住宅ローン」「相続」等のテーマのセミナーで登壇。

MDRT入賞 7回 ・TLC(生命保険協会認定FP) ・CFP ・IFA(証券外務員1種)・ファイナンシャルプランニング技能士1級 ・宅地建物取引士 貸金業務取扱主任者

増田 諒Masuda Ryo

「配当利回りが高いETFに興味がある」「おすすめの米国株投資は?」このような悩みを持つ方には、VYMがおすすめです。

米国の高配当銘柄で構成されている特徴があり、価格チャートは緩やかに右肩上がりを続けているなど、今後も期待できるETFです。

今回はVYMとはどのような特徴を持つのか、メリット・デメリットも詳しく解説します。

VYM取引ができるおすすめの証券会社も紹介するので、参考にしてくださいね。

VYMとは?特徴を解説

投資を始める上で、VYMとはどのような特徴を持っているのか詳しい見ていきましょう。

VYMの特徴

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VYMとは、米国の高配当銘柄で構成されている、上場投資信託のことを言います。1975年にアメリカペンシルバニア州で創業されたバンガードが運営元です。

バンガードはアメリカ合衆国ペンシルベニア州に本社がある世界最大規模の資産運用会社です。

実際に世界中の投資家に400本以上のファンドを提供しています。

上場投資信託(ETF)とは?

ETFとは「Exchange Traded Fund」の略称で取引所に上場している金融商品のことです。個別銘柄を取引するように、自由に購入や売却を行うことができます。

ETFは、特定の指標に連動して動く点が特徴です。

 例えば、日経平均株価に連動しているETFの場合、日経平均株価の変動に合わせて価格が変動します。

VYMの場合は、FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動する投資成果を出すように、設計・運用されている特徴があります。

投資信託(ファンド)とは?

投資信託とは、多数の投資家から集めた資金をプロが運用し、投資家に収益を還元する金融商品のことです。運用成果は投資家それぞれの投資額に応じて分配されます。

 運用のプロは、集めた資金を国内外問わず、債券や株式、不動産などに分散させて運用します。

構成銘柄

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VYMは、FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動しているETFであり、約400銘柄で構成されています。数ある米国銘柄のうち、以下のような大型株を中心に構成されている点が特徴です。

VYMの主な銘柄
  • JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン
  • ホーム・デポ
  • プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
  • バンク・オブ・アメリカ
  • エクソンモービル
  • コムキャスト
  • ベライゾン・コミュニケーションズ
  • インテル
  • シスコ・システムズ

金融関係や生活必需品、ヘルスケアなどの業種が上位であり、連続増配企業や配当金が高い銘柄がラインナップされています。

構成銘柄の入れ替えは年に1回行われ、予想配当利回りが市場平均を上回るように組み入れられている点が特徴です。

自動的に銘柄入れ替えが行われるので、初心者の方でも取り組みやすいと言えるでしょう。

高い分配金利回り

VYMの配当利回りは比較的高めである点が特徴であり、約2.5%~3.5%で推移しています。米国株が値上げするにつれて、配当利回りが下がる仕組みです。

 約400銘柄で構成されていることを考えると、十分な分配金利回りと言えるでしょう。

高い分配金利回りで構成されるETFを探している方は、VYMがぴったりです。

VYMのメリット

VYMのメリットには、以下のような点が挙げられます。

配当利回りが高い

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VYMがベンチマークとするFTSEハイディビデンド・イールド・インデックスは、米国株式市場の高配当利回り銘柄で構成されています。

そのため、VYMに投資すれば、比較的高い配当利回りが期待できる点が大きなメリットです。配当利回りは1%程度のETFや個別株も珍しくありません。

その点、VYMは毎回約2.5%~3.5%の配当利回りを受け取ることができます。

分散投資ができる

VYMひとつに投資するだけで、約400銘柄に投資できることが大きなメリットです。

 分散投資を行ってリスクを最小限に抑えることができるので、初心者の方でも安心して始めることができます。

分散投資を行うために、個人がひとつひとつの企業の決算や市況をチェックすることは、たくさんの時間を要するため難しいでしょう。

その点、VYMなら大型・中小型株を含めた約400銘柄に投資できるので、無駄な手間をかけることなく効率的に資産運用が可能です。

経費率が安い

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VYMの経費率は年率0.06%であり、リーズナブルな点がメリットです。取引コストを抑えながら運用できます。経費率とは、ETFを運用するために必要な費用が、ETFの純資産総額に対してどのぐらいの割合かを表したものです。

 例えばVYMに100万円投資した場合、1年間でかかる経費は600円程度という計算です。

約400銘柄に投資できることを考えると、経費率0.06%はリーズナブルであると言えるでしょう。

VYMのデメリット

メリットが豊富にある一方で、デメリットについても見ておきましょう。

株価の伸びは比較的緩やか

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VYMの株価チャートは、他の米国ETFと比較すると緩やかに伸びている点が特徴です。急激な価格の上昇はあまり期待できません。

このような価格チャートになる理由としては、VYMは配当利回り重視で銘柄を選定していることが挙げられます。

 配当利回りが低い企業には積極的に投資を行わないため、急激に価格が上昇するような成長株はほとんど含まれていない点がデメリットです。

多少リスクがあってもハイリターンな投資を求めているという方には、少し物足りないと感じてしまうでしょう。

REIT(不動産)が含まれていない

REIT(不動産)とは、投資家から集めた資金を不動産で運用する投資信託で、利回りの高さで注目されるETF(上場投資信託)です。

VYMを構成している銘柄の業種には、REIT(不動産)は含まれていません。そのため、不動産にも投資を考えている方にはデメリットです。

REITにも投資したい方は、SPYDなどを合わせて投資すると良いでしょう。

VYMの株価・チャートの今後の動きは?

VYM投資を始める上で、株価・チャートの今後の動きは重要なポイントです。

順調に右肩上がりで上昇している

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VYMの価格チャートは、現在に至るまで順調に上昇を続けています。急激に上昇することはなく、緩やかに上昇している点が特徴です。

今後も緩やかに上昇を続けていくことが期待できます。価格の大きな変動が比較的少ないETFであるため、長期的な投資を考えている方にはぴったりでしょう。

さらに配当利回りも高いため、配当金目当てで投資を始めたい方にも向いていると言えます。

リーマンショックで下落した

VYMは緩やかに上昇し続けているものの、2008年に起きたリーマンショック時には、一時価格が大きく下落しました。

この頃価格が下落したのはVYMだけではありません。ほとんどのETFがリーマンショックの影響を受けたのです。

 その後は約5年程度でリーマンショック以前の価格まで回復し、現在まで順調に上昇を続けています。

リーマンショックの影響は大きかったものの、現在は順調に上昇しているので、今後も期待できるETFと言えるでしょう。

ただし、将来リーマンショックのような価格に大きな影響を与える事件が発生しないとは限りません。普段から世界経済ニュースを見ておくことが大切です。

コロナショックで下落後すぐ上昇

チャートの画像

VYMは2020年に新型コロナウィルス感染拡大した際には価格が大きく下落しました。

ただし、VYMの主要銘柄であるP&Gの株価はそこまで下落していないため、他のETFと比較するとそこまで大きく下落したわけではありません。

 そのため、価格が一旦は下落したもののすぐに回復し、その後も順調に上昇を続けています。

リーマンショックや新型コロナウィルス感染拡大など、価格に重要な影響を与えるニュースが発生しても、その後はしっかりと回復している点が特徴です。

幅広い銘柄に分散投資しているVYMの強さが、市場価格の回復でも発揮されたのですね。

VYMの配当金や配当日

配当権利がほしい方は、VYMの配当金や配当日をしっかりとチェックしておいてください。

配当日

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VYMの配当金の権利確定日は、以下の通りです。

  • 3月
  • 6月
  • 9月
  • 12月

年4回配当日があり、3か月に1回配当金を受け取ることができます。配当金は、開設している証券口座にお金が振り込まれる仕組みです。

配当利回り

VYMの配当金利回りは過去10年ほど、約2.5%~3.5%で推移しています。例えば100万円を投資している場合、3ヶ月に1度2.5万円の配当金が受けられる計算です。

 配当金利回りが大きく変動することはなく、1%程度の配当金が多い中で、高めの水準であると言えるでしょう。

ただし、配当金は多いほど良いというものでもありません。

配当金が高ければ、その分株価の伸びが弱くなってしまうデメリットもあることを覚えておきましょう。

VYMの配当金が高い理由

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VYMは高配当株に投資する投資信託であるため、たくさんの配当金を受け取ることができます

新型コロナウィルス感染拡大の際には、他のETFの分配金利回りは大きく暴落しましたが、VYMは分配金自体が大きく減少することはありませんでした。

 その結果、価格チャートは一時下落したものの、分配金利回りは上昇したのです。

理由としては、銘柄に主に金融系や健康医療関連、生活必需品関連の銘柄が多く組み入れられていることが挙げられます。リスクを抑えて投資したい方や、配当金をたくさん受け取りたい方にとっては、ぴったりのETFと言えるでしょう。

VYMに投資できるおすすめ証券会社

VYMに投資できる証券会社を厳選して紹介します。

LINE証券

LINE証券

LINE証券のおすすめポイント
  • 100円から米国株式の投資信託購入が可能
  • スマホで使いやすい画面デザイン
  • LINEポイントを株や投資信託の購入に利用できる
  • 「株のタイムセール」で株がリーズナブルに購入できる

LINE証券では、100円から米国株式の投資信託を購入することが可能です。投資に対して不安がある方も、気軽に米国株式に投資できるでしょう。

米国ETFでデリバティブを活用してレバレッジを効かせることで相場の変動を大きくして利益を狙う取引や、下落相場で利益を狙うような取引も可能です。

 スマホでも使いやすい画面デザインのため、スマホがメインで米国ETF取引をする予定の方にぴったりです。

広告動画の閲覧やLINEチラシを読むなどして貯まったLINEポイントは、株や投資信託の購入に利用することもできます。

1回で獲得できるポイントは少なくてもコツコツ続ければポイントが貯まるため、まずはポイントを使って少額で投資が始められます。

LINE証券の基本情報

株式手数料

現物:0円~

信用:0円~

IPO取扱実績 11社
※2021年の実績
口座開設スピード 最短1日
単元未満株

出典:LINE証券

楽天証券

楽天証券

楽天証券のおすすめポイント
  • 楽天ポイントで投資ができる
  • 9本の米国ETFの買付手数料が無料
  • 便利で使いやすい取引ツール
  • 「超割コース」なら取引でポイントが貯まる

楽天証券は、楽天市場の買い物などで貯まった楽天ポイントを使って投資ができるので、気軽に投資を始めたい方におすすめです。

 9本の米国ETFの買付手数料が無料であるので、米国ETF取引に興味のある方はコストを抑えて投資ができるでしょう。

取引ツール「MARKET SPEED」では、20種類以上のテクニカルチャートが用意されているなど、使いやすさが魅力です。

「超割コース」なら取引に応じて1%~2%のポイントが貯まる上に、大口取引条件でさらに割引が受けられるメリットがあります。

楽天証券の基本情報

株式手数料

現物:0円~

信用:0円~

IPO取扱実績 38社
※2021年の実績
口座開設スピード 最短1日
単元未満株

出典:楽天証券

SBI証券

sbi証券

SBI証券のおすすめポイント
  • 口座開設数は720万を突破(2022年実績)※
  • 選べる2種類のリーズナブルな手数料プラン
  • さまざまな条件から理想の海外ETFが探せる
  • 米国貸株サービスでコツコツ利益が狙える

※公式サイトの文言による

SBI証券の口座開設数は720万を突破しており、多くの個人投資家から支持されていることが分かります。

 取引スタイルに合わせて2種類の手数料プランから選べるので、コストを抑えて賢く投資が始められるでしょう。

「Eサーチ」では、さまざまな条件から理想の海外ETFが探せるので、ぴったりの銘柄を見つけて下さい。

米国貸株サービスも行っているので、保有した銘柄で利息を受け取ることができますよ。

SBI証券の基本情報

株式手数料

現物:0円~

信用:0円~

IPO取扱実績 85社
※2021年の実績
口座開設スピード 最短1日
単元未満株

出典:SBI証券

マネックス証券

マネックス証券

マネックス証券のおすすめポイント
  • 米国株の取扱銘柄数が豊富
  • 新規上場の銘柄もスピーディーに追加される
  • 米国株・ETFの「定期買付サービス」で積立投資ができる
  • 時間外取引にも対応している

マネックス証券は米国株の取扱銘柄数が豊富です。2022年1月時点で取扱銘柄数は5,000銘柄を突破しています。

新規上場の銘柄もスピーディーに追加されるので、米国株の投資に興味がある方におすすめです。

 米国株・ETFの「定期買付サービス」で積立投資ができるので、資産形成がしやすいでしょう。

立会時間を含めて最大12時間取引に対応しているので、突然のニュースや決算発表後の株価変動時にも取引チャンスを逃すことがありません。

※公式サイトの文言による

マネックス証券の基本情報

株式手数料

現物:110円(税込)

信用:99円(税込)〜

IPO取扱実績 50社
※2021年の実績
口座開設スピード 最短1日
単元未満株

出典:マネックス証券

松井証券

松井証券

松井証券のおすすめポイント
  • リアルタイム株価を無料でチェックできる
  • 「ネットストック・ハイスピード」では、チャートをチェックしながら注文できる
  • ETF動画セミナーで銘柄の選び方などが紹介されている
  • 米国ETFは返済予約注文(IFD注文)も発注可能

松井証券では、2022年2月から米国株サービスの提供が開始されました。リアルタイム株価を無料で見ることができます。

 米国ETFの新規注文の発注時に、あらかじめ元注文の約定後に行う反対売買を予約することが可能です。

日本時間の真夜中に相場が動く米国株でも、タイミングを逃さず利益確定ができるので、快適に取引ができるでしょう。

ETF動画セミナーで銘柄の選び方などが紹介されているので、学びながら取引ができる環境が整えられています。

松井証券の基本情報

株式手数料

現物:0円(税込)

信用:0円(税込)〜

※25歳以下は全ての取引手数料が無料

IPO取扱実績 125社
※2021年の実績
口座開設スピード 最短3日
単元未満株

出典:松井証券

まとめ

今回はVYMとはどのような特徴を持つのか、メリット・デメリットも詳しく解説しました。高い分配金利回りで構成されるETFを探している方は、VYMがぴったりです。

分散投資を行ってリスクを最小限に抑えることができるので、初心者の方でも安心して始めることができるでしょう。

リスクを抑えて投資したい方や、配当金をたくさん受け取りたい方は、VYM投資がおすすめです。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
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