専業主婦でも借りられるカードローン！収入なしで審査通過するコツ解説

家事や子育て、家計管理までを管理している専業主婦。家計管理では、生活費や教育費など家庭内における収支の管理をしていると、月によっては予算を大幅に超えることもあるでしょう。

そのようなときには、カードローンの利用を考える人もいるはずです。

しかし、専業主婦は年収がないことから「簡単に借入できないのではないか」と思っている人もいるでしょう。

そこで本記事では、専業主婦でも借入られるおすすめのカードローンや、審査に通るためのポイントを解説します。

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Masuda Ryo

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・FP技能士1級

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佐藤 拓也

Satou Takuya

2022年10月1日現在、全国に823世帯1,114名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。金融アドバイザーとして、家計相談を始め、生命保険の見直しや資産運用の相談、相続・税務対策など幅広く活動中。監修者の詳細はこちら

・MDRT入賞9回

・TLC（生命保険協会認定FP）

・CFP

・IFA（証券外務員1種）

・FP技能士1級

主婦でも借入できるカードローンとは

消費者金融が提供するカードローンは、総量規制の対象となり、申込者の年収1/3以上の融資が認められていません。

収入がない専業主婦が利用できるカードローンは、大きく以下の2種類です。

銀行カードローン

銀行は銀行法によって運営されるため、提供するカードローンは総量規制の対象となりません。規制を受けないため、専業主婦への貸付も可能です。

ただし金融機関は、融資した元金を回収しなければ事業が成り立ちません。

貸し倒れになることを防ぐため、ほとんどの銀行カードローンでは、本人もしくは配偶者に安定した収入があることを条件に設定しています。

「配偶者貸付制度」を導入したカードローン

貸金業法の総量規制には、「配偶者貸付」という例外制度が設けられています。

ただし専業主婦が借入する際には、配偶者の同意とともに金融機関や信用情報機関に対し、原則として以下の書類を提出しなければなりません。

• 配偶者の収入を証明する書類
• 夫婦間の身分を証明できる公的な書類（住民票、戸籍妙本など）
• 配偶者貸付を締結することについての配偶者の同意書
• 信用情報の提供に関する配偶者の同意書（信用情報機関へ提出）

（参照：日本貸金業協会「総量規制にかかわらず、お借入できる貸付の契約があります」）

また借入できるのは、配偶者と本人を合わせた年収の1/3までです。たとえば配偶者の年収300万円、妻が専業主婦で無収入の場合、借入は2人合わせて100万円が上限となります。

配偶者がすでに100万円の借入をしているときは、妻（専業主婦）は新たな借入ができません。

主婦が借りられるカードローンおすすめ5選

続いて、以下に専業主婦へおすすめカードローンをまとめました。

ご紹介するカードローンは専業主婦でも利用できますが、条件が設定されているものもあるため、事前に把握しておきましょう。

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンは、楽天銀行が提供するカードローンです。

公式サイトにある申込条件には、「お勤めの方で毎月安定した定期収入のある方、または、専業主婦の方」と記載されていることから、専業主婦でも申込できます。

楽天銀行スーパーローンの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

楽天銀行スーパーローンは、利用残高が10万円以内であれば、月々2,000円からの返済が可能です。ただし返済額は、利用金額に応じて変動します。

返済方法も、以下の3つの方法から選択できます。

• コンビニなどの提携ATM
• インターネット
• 銀行振込

インターネットや銀行振込を利用すると、ATMまで足を運ぶ手間が省けて便利です。借入額によっては小額返済もできるため、無理なく返済していけるでしょう。

楽天会員とは、楽天グループが展開する事業で、共通して使えるIDのようなものです。会員ランクは6つに分けられており、利用回数などによって決まります。

審査優遇については、公表されておらず、どういった優遇があるかは不明です。

また、必ずしも全ての会員が優遇されるわけではないため、あらかじめ理解しておきましょう。

楽天スーパーローンでは、新規入会＆利用で、最大31,000ポイントが進呈されるサービスもあります。

楽天銀行スーパーローンへ新規入会すると1,000ポイント、入会月の翌月末までの利用残高に応じて、以下のポイントが進呈されます。

（参照：楽天銀行）

入会月の翌月末時点の利用残高が400万円以上あると、最大である30,000ポイントが受け取れます。

基本情報

PayPay銀行カードローン

PayPay銀行カードローンも、専業主婦が利用できるカードローンです。配偶者に安定した収入があれば、専業主婦でも借入できることが公式サイトに明記されています（※1）。

PayPay銀行カードローンの金利は、1.59%～18.0%です。下限金利の1.59%は、業界で低水準の金利といえます（※2）。

利用限度額が100万円未満の際は、上限金利である18.0％となります。

またPayPay銀行カードローンでは、初回借入から30日間は無利息期間です。利用するには、以下の要件を満たす必要があります。

カードローン、(旧)クレジットライン、(旧)カードローン、(旧)おまとめローンを契約中で過去に一度もご利用がない方

（引用：無利息特約）

無利息期間内であれば、何度借入や返済をしても利息が発生しませんが、遅延・滞納があった場合は、適用されないため注意しましょう。

PayPay銀行カードローンには、契約するだけで1,500円を受け取れる特典も用意されています。

契約後についても、利用金額に応じて以下のようなキャッシュバックが受け取れます。

（参照：PayPay銀行）

特典はポイントではなく、現金として普通預金口座に振込です300万円以上の借入で、最大の11,500円が受け取れます。

参照：(※1)PayPay銀行｜「お客さまサポートメニュー」
（※2）PayPay銀行カードローン｜公式サイト

基本情報

セブン銀行カードローン

セブン銀行カードローンも、専業主婦が申し込めるカードローンです（※1）。満20～70歳未満で、セブン銀行に口座を持っていれば申込ができます。

セブン銀行カードローンの借入・返済方法は、「セブン銀行ATM」と「ダイレクトバンキング」の2種類です。

一方のダイレクトバンキングは、口座振替にて借入と返済をします。

返済日は、以下の2種類から選択が可能です。

（参照：セブン銀行｜ご返済方法）

借入と返済はセブン銀行ATMで1,000円単位、ダイレクトバンキングで1円単位からできます。カードローンの場合、1万円からしか借入できないサービスも珍しくありません。

小額からの借入が可能であれば、最低限の借入で済み、支払う利息も少なくできます。

なお、セブン銀行カードローンは、申込から契約までをアプリで完結できます。Myセブン銀行からの申込であれば、翌日の借入が可能です。

参照：（※1）（※2）セブン銀行｜はじめてのカードローン

基本情報

イオン銀行カードローン

イオン銀行カードローンは、株式会社イオン銀行が運営しているカードローンです。専業主婦のでも、配偶者に安定した収入があれば申込できます（※1）。

イオン銀行カードローンは、申込がインターネットのみとなっており、申込から契約までをWeb上で完結可能です。

借入と返済には、インターネットバンキングもしくはATMを利用します。提携コンビニATMを利用する場合、手数料が発生するカードローンも多く存在しますが、イオン銀行カードローンは無料です。

提携ATMには、以下のようなものがあります。

（参照：イオン銀行｜「イオン銀行カードローン」）

金融機関ATMに関しては手数料がかかる場合があるため、注意しておきましょう。なお、毎月の返済日は20日となり、最低返済額は借入残高によって変動する仕組みです。

前月末日までの借入残高が3万円以下であれば、月々1,000円から返済できます。

返済の負担を軽くできるため、無理のない返済計画を立てられるでしょう。

また返済方法は、以下にある3種類から選べます。

• ATMでの返済
• イオン銀行普通預金口座から引き落とし
• 他社金融機関口座から引き落とし

払い忘れが心配なときは、引き落としを選ぶとよいでしょう。

参照：（※1）イオン銀行｜「商品概要」

基本情報

ベルーナノーティス

ベルーナノーティスは、配偶者貸付を導入している数少ない消費者金融です。配偶者の同意を得ることができれば、専業主婦でも借入できます。

消費者金融であるため、即日融資に対応しているのも嬉しいポイントです。 

パートやアルバイトなど、雇用形態も関係なく申込が可能です。

また「80歳までのカードローン」では、サービス名のとおり、80歳の人でも借入ができます。電話で申込すると女性オペレーターが丁寧に案内してくれるため、初めて利用する人でも安心です。

なお、特徴的な無利息期間もベルーナノーティスの魅力。

カードローンの場合、定められた日数の無利息期間が過ぎると、それ以降は適用されないケースがほとんどです。

しかしベルーナノーティスでは、完済したあと3ヶ月経過すれば、再び14日間の無利息期間が適用されます。

無利息期間中の利用と完済を繰り返せば、実質的に利息なしで利用できることになります。

基本情報

主婦がカードローン審査に通るためのポイント

専業主婦が審査に通るためには、いかのポイントをおさえておきましょう。ポイントをおさえておくことで、審査でプラスに働く可能性があります。

他社からの借入を減らしておく

すでに他社からの借入があるときは、できる限り借入残高を減らしておくことがポイントです。

もし可能であれば、他社の借入を完済しておくのが理想的です。

虚偽の申告をしない

カードローンに申し込むと、以下のような項目の申告を求められます。

申告する際は、記入ミスや虚偽の申告をしないように気をつけましょう。虚偽申告をしても、金融機関は信用情報の確認をおこなうため、いずれ発覚してしまいます。

また収入に関しても、一定の金額以上の借入を希望する際は、収入証明書の提出が必要です。多めの金額で申告しても、書類の提出時に発覚するでしょう。

虚偽の申告をすると信用できない人物と判断され、審査でマイナスに働く可能性があるため、申込フォームへの回答は正確に記入しましょう。

なお、故意でないとはいえ、記入ミスをしてしまうと、虚偽申告とみなされる恐れがあるため注意が必要です。

主婦が夫に内緒で借りるバレない方法

お金は借りたいけど、どうしても夫にはバレたくないという専業主婦の方は少なくないようです。基本的にカードローンは個人のプライバシーを重視しているため、家族といえども夫に妻の借入をバラすということはありません。

バレたくない方は、申し込みや書類提出がスマホで完結できるカードローンを選びましょう。電話連絡や書類の郵送があると、バレるリスクが上がってしまいます。

また、返済を引き落としに設定する場合、家計に使用する預金口座とは別に新たに口座を作り、そちらで管理すると良いでしょう。

返済の滞納で夫にバレる可能性はある

気をつけておきたいのは、返済を滞納した場合です。返済日を過ぎても入金が確認されない場合、まずは電話連絡やメールでの督促が来ますが、それを無視し続けたり、あまりにも滞納期間が長い場合、郵送物による督促に切り替わる可能性もありますので、注意しましょう。

主婦のカードローン利用に関するよくある質問

専業主婦のカードローン利用に関するよくある質問を、以下にまとめてみました。ほかの専業主婦の声を聞くことで、疑問の解決につながります。

これから利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

配偶者や家族に内緒で借入できる？

収入がない専業主婦の場合、借入時には収入のある配偶者の同意が必要です。

同意書への署名が必要となるケースもあるため、配偶者や家族に内緒での借入は現実的ではないといえるでしょう。

審査に落ちる原因は何ですか？

審査の内容は、どのカードローンも公表していないため、審査に落ちた原因を明確に把握することはできません。

しかし法律の規定や申込条件などから、いくつかの理由は推察できます。

• 配偶者または本人（専業主婦）の信用情報に問題がある
• 借入希望額が総量規制に達している
• 申込内容に不備がある
• 配偶者もしくは本人（専業主婦）に返済能力がないと判断された

審査に落ちたときは、上記のような理由があります。

他社への申込を検討する際は、心当たりのある箇所を改善したうえで、申し込むようにしましょう。

審査が甘いカードローンはありますか？

消費者金融には貸金業法にて、申込者における返済能力の調査が義務付けられています。

銀行カードローンも、貸金業法に準じた規定で運用していることが多いため、審査が甘いというカードローンは存在しません。

貸し倒れのリスクの観点からみても、審査が甘いというのは現実的ではないでしょう。

そのため審査に落ちたときは、別のカードローンに申し込むのも有効です。

なお、カードローンに申し込むと申込履歴が信用情報に記録されます。同時に複数のカードローンに申し込むと、審査にマイナスな影響を与える可能性があります。

申込履歴は6ヶ月ほど残るとされているため、他社へは一定期間を空けてから申込しましょう。

まとめ

カードローンには、専業主婦でも借入可能なものがあります。

利用できるものは総量規制の観点から銀行カードローンが多い傾向ですが、例外制度を導入している消費者金融も少なからず存在します。

審査時には、配偶者の収入や家族構成などについても審査されます。審査に通過するには、ご紹介した審査に通るポイントをおさえたうえで、審査に臨みましょう。

ただ消費者金融を利用するときは、配偶者貸付となるため、配偶者の同意が必要です。