カードローン

審査が甘いカードローンはどこ?審査に不安な人がすべきことを解説

この記事はPRを含みます
本記事にはアフィリエイトプログラムを利用しての商品のご紹介が含まれます。本記事を経由しサービスのお申し込みや商品のご購入をした場合、サービスや商品の提供元の企業様より報酬を受け取る場合がございます。
本記事の信頼性とお約束

マネースタート(以下、当メディア)はユーザーがより有益な意思決定を行えるように独自で定めた「コンテンツ制作・編集ポリシー」や」「広告掲載ポリシー」に基づき制作に努めています。紹介する商品の一部または全部に広告が含まれておりますが、公平性を欠いた特定商品の過大評価や貶める表現などをポリシーで禁止事項として取り決めており、各商品の評価や情報の正確さに一切影響する事はありません。また、各商品に関して「評価方針・比較基準」を作り込み、客観的且つ中立的な観点より情報提供することを第一としています。訪問ユーザ様から取得しているデータ(アクセスや広告IDなど)に関しては「外部送信規律に関する表記」をご覧ください。

【数字で見る本記事の信頼性】
金融庁貸金業者登録一覧」の269社から30社を抜粋。
・各案件を当メディア独自の5項目基準で採点化。
・カードローンを実際に利用経験のある1,100名に独自アンケート実施。
・各案件を実際に利用した人からのコメントを約300件(各10個)取得。

「今すぐお金が必要」「急な出費へのお金がない

そんな時に頼れるのが、最短即日で現金をキャッシングできるカードローンサービスですが、契約前には審査があります。今すぐに借りたいのに審査に通るか不安、審査が甘いカードローンはどこなのだろう…と思う方も多いはず。

結論から言えば、カードローンの審査基準は一般的に公開されておらず、一概にここは審査が甘いカードローンだと断言できるものはありません。

そこで本記事では、各社が公表している成約率(審査通過率)等の客観的なデータをもとに、比較的審査に通りやすいと思われるカードローンを紹介します。

審査が甘いクレジットカードチャート

本記事を読めば…
・審査が甘いカードローンがあるかどうか分かる!
・カードローン各社の成約率から推測した審査の難易度がチェックできる!
・成約率の高いカードローンを知れる!
本記事の内容において、あくまで各カードローン会社の公表している審査通過率を比較しているものとなりますのでご了承ください。
本記事の著者・編集者・監修者
監修者情報
佐藤 拓也
Satou Takuya

2022年10月1日現在、全国に823世帯1,114名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。金融アドバイザーとして、家計相談を始め、生命保険の見直しや資産運用の相談、相続・税務対策など幅広く活動中。監修者の詳細はこちら

MDRT入賞9回

TLC(生命保険協会認定FP)

CFP

IFA(証券外務員1種)

FP技能士1級

監修者:佐藤 拓也

監修者情報
増田 諒
Masuda Ryo

2021年1月1日現在、全国に891世帯1,257名のクライアントを抱えるコンサルタントとして活動中。年間100件の個別相談のほか、「マネー・ライフプランニング」「資産運用」「保険」「確定申告」「住宅ローン」「相続」等のテーマのセミナーで登壇。監修者の詳細はこちら

MDRT入賞7回

TLC(生命保険協会認定FP)

CFP

IFA(証券外務員1種)

FP技能士1級

宅地建物取引士

貸金業務取扱主任者

監修者:増田 諒

編集者情報
Mei

FP2級の資格を活かし、主に金融メディアを担当しています。「誰にでも伝わる」をモットーに、最新情報にも常に目を向けながら、わかりやすい記事の作成を目指しています。詳細はこちら

FP技能士2級

診療放射線技師免許

編集者:Mei

著者情報
マネースタート編集部

「あなたらしい暮らしのスタートライン」マネースタートは、生活に必要なお金に関する知識や情報を発信するメディア。お金を通じて、一人ひとりのニーズに合わせたライフプランを考えるきっかけをお届けします。編集部ではユーザにより役立つ情報をお届けするためにFP2級を勉強中。制作ポリシーはこちら

管理元 / ブロードマインド株式会社

著者:マネースタート編集部

当メディアでは金融庁の「貸金業者登録一覧」や一般社団法人全国銀行協会の「センター会員一覧」に登録されている各金融機関のみ掲載しています。また、当メディアに掲載している評価点数やガントチャートグラフ、ランキングは、カードローンを提供する各金融機関の公式サイトの情報や公的機関の情報をもとに制作しています。詳しくは「カードローン(審査)のランキング根拠(PDF)」をご覧ください。

【当サイトは金融庁の広告に関するガイドラインに則って運営しています】
金融商品取引法

金融商品取引法における広告等規制について
広告等に関するガイドライン

!:「審査に必ず通る」などの断定表現で表示しているメディアやサイトには注意しましょう!また、SNSなどで個人間貸借をしている方にも注意が必要です。詳しくは金融庁の参考資料「個人間融資の要注意!」などをご覧ください。

審査が甘いと謳うカードローンには注意!

審査に不安を抱いている方は、どうしても審査が甘いカードローンを探してしまうと思いますが、「審査が甘い」と謳っている業者からお金を借りることは危険です。

貸金業法第16条では以下のように定められています。

第十六条 貸金業者は、その貸金業の業務に関して広告又は勧誘をするときは、貸付けの利率その他の貸付けの条件について、著しく事実に相違する表示若しくは説明をし、又は実際のものよりも著しく有利であると人を誤認させるような表示若しくは説明をしてはならない。
2 前項に定めるもののほか、貸金業者は、その貸金業の業務に関して広告又は勧誘をするときは、次に掲げる表示又は説明をしてはならない。
一 資金需要者等を誘引することを目的とした特定の商品を当該貸金業者の中心的な商品であると誤解させるような表示又は説明
二 他の貸金業者の利用者又は返済能力がない者を対象として勧誘する旨の表示又は説明
三 借入れが容易であることを過度に強調することにより、資金需要者等の借入意欲をそそるような表示又は説明
四 公的な年金、手当等の受給者の借入意欲をそそるような表示又は説明
五 貸付けの利率以外の利率を貸付けの利率と誤解させるような表示又は説明
六 前各号に掲げるもののほか、資金需要者等の利益の保護に欠けるおそれがある表示又は説明として内閣府令で定めるもの

貸金業法(昭和五十八年法律第三十二号)

「審査が甘い」「誰でも借りられる」といった表現を用いることは、法律で明確に禁止しているため、これらの謳い文句を使う業者は、違法な闇金等に該当する可能性が非常に高いものと思われるので、注意しましょう。

審査なしで借りられるカードローンはない!

カードローンを提供する金融機関には、利用希望者の返済能力の調査が法律で義務付けられています(※1)

これは、返済能力を超えた貸付を行い、返済できなくなる利用者を

また貸金業法では「過剰貸付」に関する規定があり、返済能力を超える貸付を認めていません(※2)

ポイント
消費者金融をはじめとする貸金業者は、貸金業法に基づいて運営をしなければならないため、審査が甘いカードローンはないといえるでしょう。

しかし、具体的な審査基準は貸金業者が独自で設定しており、貸金業法の範囲内で異なります。そのことから「A社では審査に落ちたけれど、B社には通った」といった違いが出てくるのでしょう。

これは審査が甘いというわけではなく、貸金業者ごとの審査基準が若干異なるというだけです。

注釈:賃金業法(※1)13条(※2)13条2項

最短即日審査!おすすめカードローンを比較

カードローンを提供している金融機関はさまざまです。利率融資スピード借入上限額など、カードローンによってサービスも異なります。

そこで成約率やサービスなどから、おすすめのカードローンを以下にまとめてみました。はじめてカードローンを利用する人は、参考にしてみてください。

本記事内で紹介している商品はこちらのランキング根拠に基づいて掲載しています。

アコム

アコム チャート画像

※ お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

おすすめポイント
  • Webだけで借入・返済が完結
  • ACマスターカードとの連結でクレジットカードとしても使える
  • 最短20分で審査回答・融資も可能※1
  • 3秒診断の簡易審査で借入可能か自己チェック※2
  • 原則、在籍確認なし※3

スマホで申込が完結

・審査は最短20分※1

・金融大手の安心感

・金利は比較的高い方
・専業主婦や学生はやや厳しい
・提携ATMは手数料あり

アコムのカードローンは、取引をWeb上のみで完結可能です。申込時にWebを希望することで、ブラウザ上またはアプリを利用して借入と返済ができます。

ポイント
Web取引であればカードは発行されないため、バレる心配や紛失や盗難のリスクもありません。Web取引の場合は、銀行振込で融資がおこなわれます。

またアコムのカードローンでは「ACマスターカード」との連結が可能。クレジット機能が付帯されるため、1枚のカードでキャッシングとショッピングに対応できます。

自動契約機「むじんくん」を利用して申込むことで、カードの発行もできます。

アコムの審査は最短20分※1で終了し、申込時間によっては即日融資を受けられます。審査結果はメールにて通知されるようになっており、インターネット上で契約を締結することも可能です。

公式サイトでは3秒で完了する簡易3秒診断※2受けられるため、不安がある人は利用してみるとよいでしょう。

なお、アコムでは原則として在籍確認がありません。※3

仮に在籍確認が必要となった際には、本人へ承諾の連絡があります。加えて無利息期間が設定されており、初回借入から30日間は借入をおこなっても利息が発生しません。※5

※1:お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。当日契約(融資)の期限は21時です。
※2:3秒診断の結果は借り入れを検討する際の目安であり、融資を確約するものでありません。
※3:電話での確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施。
※5:アコムでの契約が初めての方限定

基本情報

金利(実質年率)3.0~18.0%
限度額最大800万円
審査時間最短20
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。当日契約(融資)の期限は21時です。
無利息期間30日間
※アコムでの契約が初めての方限定
郵送物なし
Web完結

プロミス

プロミス 案件画像

おすすめポイント
  • 最短3分で即日融資が可能※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
  • 振込までの時間は最短10秒
  • 利用状況に合わせたキャッシングサービスが豊富
  • Vポイント」を貯められる
  • 申込から借入まで「アプリローン」で完結
・30日間無利息サービス
・Webで完結!郵送物なし
・「瞬フリ」で最短10秒程度で融資
・金利は比較的高い方
・原則在籍確認の電話あり

プロミスは豊富な種類のローンが特徴です。キャッシングサービスだけでも5種類が提供されており、状況に応じて使い分けできるためとても便利です。

カードローン種類内容限度額・金利
フリーキャッシング一般的なカードローンと同等のもの。

融資額:最大500万円

金利:4.5%~17.8%

自営者カードローン自営者向けサービス。事業資金・生計費に利用できる。

融資額:最大300万円

金利:6.3%~17.8%

目的ローン教育資金や結婚式など、さまざまな用途に利用できるサービス。

融資額:1万~300万円

金利:6.3%~16.5%

レディースキャッシング女性用のカードローン。女性でも利用しやすいよう、女性オペレーターが対応してくれる。

融資額:最大500万円

金利:4.5%~17.8%

貸金業法に基づくおまとめローン

他社での借入をひとつにまとめられる。

(銀行カードローン・クレジットサービスは対象外)

融資額:最大300万円

金利:6.3%~17.8%

また、プロミスではWeb申込みなら最短3分で借入できます※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

ポイント
取引開始後は、インターネット振込を活用することで、原則24時間365日振込が可能。利用時間帯によっては、最短10秒で指定口座に振り込まれます。

全国にATMが設置されているため、コンビニや銀行の提携ATMを利用した取引も可能です。プロミスATMと三井住友銀行ATMであれば、手数料はかかりません。

なお、プロミスは、返済する度にVポイントが貯まります。

Vポイントとは、SMBCグループで使用できるポイントです。

利息200円につき1ポイントが貯まり、貯まったポイントは、1P=1円として買い物や商品交換に使えます。

参照:(※1)「プロミス|公式サイト

基本情報

金利(実質年率)4.5~17.8%
限度額最大500万円
審査時間
融資までの最短時間最短3分
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
無利息期間30日間
郵送物なし
Web完結
出典公式リンク

レイク

レイク

おすすめポイント
  • 初回60日間無利息
  • スマホアプリから借入・返済が可能
  • 24時間365日申込可能
  • 申し込みはWebで完結
  • 21時までに契約完了で当日中に振込
・Webから初めての申し込みで60日間無利息
・5万円までの借入なら180日間無利息
・最短即日融資可能
・金利は比較的高い方
・収入のない人は申し込み不可

レイクは、新生フィナンシャル株式会社が運営するカードローンです。3種類の無利息期間が特徴的で「無利息期間が長くておトク部門」でNo.1を獲得しています(※1)

ポイント
レイクは、契約金額や申込方法によって無利息期間が変動します。

適用される無利息期間概要・条件は、以下のとおりです。

無利息期間概要・条件
30日
  • 上限金額500万円まで
60日
※Web申込み限定
  • 上限金額200万円まで
  • 期間中は何度も利用限度額に設定された金額を無利息で借入できる

180日

  • 上限金額200万円まで
  • 借入額のうち、5万円分に対する利息が180日間0
  • 期間中は何度でも5万円まで無利息で借入できる

(参照:レイクALSA

無利息期間を利用できるのは、新規契約者のみです。借入限度額の設定が200万円を超えた場合は30日間の無利息期間で、借入限度額が200万円以内のときは、60日間か180日間のどちらかを選択できます。

ポイント
180日無利息の場合、借入金額のうち5万円までの利息が180日無料。5万円を超えた金額については通常利息となるものの、少額の借入におすすめです。

60日間無利息(Web申込み限定)は、借り入れた全額が期間中無利息になります。

レイクALSAは、24時間365日いつでも申込可能です。Webからの申込にも対応しているため、忙しいときでも隙間時間を活用して、手続きを進められます。

参照:(※1)「レイクALSA|公式サイト

基本情報

金利(実質年率)4.5%~18.0%
限度額最大500万円
審査時間15秒
融資までの最短時間25分
無利息期間最大180
郵送物なし
Web完結
出典公式リンク

SMBCモビット

SMBCモビット

おすすめポイント
  • 審査は最短30分
  • クレジット機能付き「Tカードプラス」を利用できる
  • WEB完結なら電話連絡なし
  • 毎回の返済で都度Vポイントが貯まる
  • LINEと連携すれば、LINEポイントを100P受け取れる

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

・審査時間・融資スピードが速い
・三井住友銀行ATMの手数料が無料
・Vポイントが貯められる
・借り入れの無利息期間がない
・金利が比較的高め

SMBCモビットは、会員数約57万人を超える人気のカードローンです(※1)。サポート体制が充実しており、2021年にHDI格付けベンチマーク「対応記録/クオリティ格付け(センター評価:電話)」にて、最高評価の3つ星を獲得しています。

SMBCモビットは、スピーディーな融資が特徴です。

ポイント
申込方法には、「カード申込」または「Web完結申込」から選択可能。Web完結から申込すれば、審査に通過したあと、最短3分で融資してくれます。

カード申込を選択すると、提携ATMを利用した取引もできます。Web完結で申込した場合、原則として電話連絡はおこなわれません。カードレスとなり、郵送物もないため、家族に知られたくない人は便利です。

SMBCモビットでは、返済時に利息200円ごとに1PのVポイントが受け取れます。

獲得したポイントは、会員専用サービス「Myモビ」を利用することで、1P=1円相当として返済に充てることも可能です。

SMBCモビットはVポイントに加え、LINEIDを提携することで100PLINEポイントを獲得できます。LINEから友達追加をおこなうだけで手続きが完了するため、手間もかかりません。

またSMBCモビットでは、多機能型モビットカード「Tカードプラス(SMBCモビット next)」を利用できます。Tカードプラスとは、以下の3つの機能を1枚のカードにまとめたものです。

  • モビットカードローン
  • クレジットカード
  • Tカード(Vポイント/Tマネー)

Tカードプラスの発行には、別途クレジットカードの審査が必要です。すでにSMBCモビットの会員に登録済みなことが前提条件となり、会員サイト「Myモビ」から申込できます。

Tカードプラスでも、返済額のうちの利息分200円で1P分のVポイントが貯まり、1P=1円相当で利用できます。

貯まったポイントは、インターネットショッピング決済や商品との交換などが可能です。

参照:(※1)「SMBCモビット|早わかりモビット

基本情報

金利(実質年率)3.0~18.0%
限度額最大800万円
審査時間最短30
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
融資までの最短時間即日
無利息期間なし
郵送物なし
Web完結
出典公式リンク

カードローン大手4社の審査通過率を比較

カードローンの中でも、消費者金融業者は毎月、審査通過率(成約率)を、IR情報として公開しています。審査通過率(成約率)とは、申込者の中から、実際に契約に至った(≒ 審査に通過した)割合のことです。

2022年11月の審査通過率を、大手消費者金融3社で比較してみましょう。

金融機関名成約率
プロミス・SMBCモビット(SMBCコンシューマーファイナンス)43.8%202211月)
レイクALSA36.1%20221月)
アイフル33.0%202211月)

(参照:SMBCコンシューマーファイナンスレイクALSAアイフル

成約率は全ての消費者金融で50%を下回っており、審査通過後に契約をした人は申込件数の半数にも達しません。

このことからも、誰でも審査通過できるような甘い基準を設けているカードローンは、違法な貸金業社を除いて無いと言えるでしょう。

成約率(審査通過率)は比較する期間によってかなりバラつきがあるため、一概にこのランキング順に審査通過しやすいとは言えないということを覚えておきましょう。

カードローンの審査基準を法律から推測

そもそも貸金業法とは、消費者金融などの貸金業者の運営に関する法律で、平成18年(2006)に成立した法律です。しかし近年、多重債務に陥る人が増加したことから、平成22年(2010)に抜本的な改正がおこなわれました。

改正後の貸金業法ではカードローンの審査について、以下のような規定を定めています。

カードローンの審査では必ず返済能力の調査が行われる

まずは、返済能力の調査についてです。カードローンに申込がされると、貸金業者は主に以下の2つについて調査を実施します。

個人属性

・氏名、住所

・年収

・勤務先

・家族構成

信用情報

・借入状況

・申込履歴

・金融取引履歴

・自己破産の有無

ここでいう返済能力とは、継続的な返済ができるかということです。返済能力は、年収や家族構成などの要因で変動するもの。これらの個人属性を審査時に調査することで、返済能力を判断します。

一方の信用情報とは、過去の金融取引に関する情報です。信用情報機関が管理をしており、借入状況や申込履歴、自己破産などの情報を指します。

ポイント
信用情報の確認は法律によって定められており、貸金業者は審査時に必ず実施しなければなりません。

信用情報に延滞などの記録が残っていると「信用性が低い」と判断され、審査の通過が難しくなるでしょう。

注釈:貸金業法第13条、貸金業法第13条2

総量規制により年収の1/3を超えた借入は不可

総量規制とは、個人への貸付総額が年収の1/3を超えてはならないことを定めた規定です。個人の過剰な借入防止を目的に、平成22年の法改正時に追加されました。

この規定により、現在は年収の1/3以上の借入ができません。また総量規制は、他社の借入も含めた総額が対象となります。

たとえば年収300万円(借入限度:100万円)の人が、A社から50万円、B社から30万円借りていたとしましょう。

現時点で借入総額が80万円に達しているため、新たな借入は20万円までしかできません。カードローンの審査時には、この総量規制についても調査がおこなわれます。

注釈:貸金業法第13条2項

50万円以上の借入時は収入証明書の提出が必要

貸金業法では、以下の要件に該当する申込者に対して「年収を証明する書類」の提出を義務付けています。

  1. ひとつの貸金業者から50万円を超えて借りるとき
  2. 他の貸金業者からの含めた借入総額が100万円を超えて借りるとき

上記に該当する場合は、カードローンの審査時に所得証明書や源泉徴収票など、年収を確認できる書類の提出が求められます。

こうした高額な借り入れを行う際は法律上、各種書類が必要なことを認識しておきましょう。

注釈:貸金業法第13条3

まとめ

貸金業法の規定により、審査の甘いカードローンは存在しません。実際の成約率をみても、審査通過後に契約している人は、申込全体の4割ほどです。

貸金業者の中には「絶対借りれる」や「利率0%」などの宣伝を謳う業者もいます。しかし、このような業者は法律に違反している可能性があり、いわゆる闇金業者であることも疑われます。

ポイント
審査が甘いカードローンは存在しませんが、支払いの遅延をしない・収入を安定させるなどの行動で、審査に受かりやすくなる可能性があります。

なお、金利や融資スピード、審査通過率などはカードローンごとにさまざまです。

各カードローンで比較しつつ、自分に適した金融機関を利用しましょう。

・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。